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日蓮大聖人・池田大作

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楽しく信行学に励もう 関東三本部結成大会

1963.10.13 「会長講演集」第10巻

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4  また先日は、週刊誌に、ある人が「創価学会の会長が教祖になってくれ」こう頼んだと出ているのです。それで私が冗談半分に、大阪で猊下とお目にかかりまして「猊下、ある人が、“創価学会の教祖になってくれ”と私が頼んだと書いてあったそうです」といったら「教祖は大聖人様おひとりではないか」(笑い)「まったく、いまの政治家というのはなっていないな」と、こういうふうに冗談におっしゃっておりました。そういうことをいったが、やっぱり学会が偉大であるがゆえに、そういう表現をすれば、多くの票がもらえるだろうと考えたらしいのです。あとから秘書が一生懸命に渉外局のほうへあやまりにきて「すみませんことをしてしまいまして、失言してしまいまして、すみません」と。こちらは、そんなことは眼中にないけれども、あやまりにきたそうでありますが、そういうふうに、創価学会に少しでも関係したい、少しでも接近したい、こういうわけなのです。
 大聖人様の御書のなかにも「梵天・帝釈等の御計として日本国・一時に信ずる事あるべし、爾時我も本より信じたり信じたりと申す人こそおほくをはせずらんめとおぼえ候」と――梵天・帝釈の計らいによって一時に広宣流布がなされるとのおおせです。その時に「私だって何十年間信心したよ」「私はもともと信心しておったよ」「私だって一生懸命やっていたよ」「私だってそうよ」途中をみんなぬきにしてしまって、(笑い)そういう人々がかならず出てくるのです。
 そのおことばどおりに、外部においてはそういうふうな気配になってきたわけなのであります。絶対に日蓮正宗創価学会は、王仏冥合達成を目的としたところの教団であります。どの団体、どの世界にも類例のない、もっとも尊く、もっとも偉大なる目的をもった崇高なる団体であります。
 したがって、どんなことがあっても、私が皆さん方の代表として本山をお守り申し上げ、そしてまた大聖人様のご命令どおりに、また、近くは恩師戸田先生のご遺命達成の指揮を、より以上、元気いっぱいにとってまいりますから、皆さん方も、より以上、私を応援していただきたいと思うのですあります。(拍手)
5  最後に、来年の四月二日の恩師の七回忌が終わりまして、四月の八日の日に、戸田先生が会長になってからの学会人、すなわち、いままで戦ってこられて、学会人として名を連ねてなくなった人、ぜんぶ、その人たちの追善法要を、私が願主となって妙光寺でいたす予定になっておりますからお伝えしておきます。(拍手)
 ちょうど妙光寺へ、私が代表してお寺を一基建立をいたしまして、それが三月ごろでき上がる予定であります。りっぱな寺院ができ上がりますし、本山としてもひじょうに格式の高い寺院であります。総監がいらっしゃるところであります。本山のほうは三百万総登山の最中で、ひじょうに忙しいもので、そういうふうに私は決める予定になっておりますもので、これだけはお伝えしておきます。
 どうかひとつ、さきほどから何回となく紹介されました三人の本部長を中心としまして、がんばってください。三人ともひじょうにお若い、私も若いですけれども、そのために、大白蓮華に今度は「壮年幹部に望む」としまして、さきほど理事長から話がありましたとおり、いろいろな角度から学会の大重鎮として、団結の中枢として戦っていただきたいという要望を書いておきました。
 若い本部長等を、どうかひとつ守ってあげていただきたいと思います。三人の本部長をどうかひとつ守っていただきたいと思います。三人の本部長も、どうかひとつ、全本部員の人たちから最後の最後まで信頼され、さすがはりっぱな若き指導者であるというふうに尊敬されるような、本部長としての使命、任務を達成していただきたい。頼みます。では、以上をもって激励といたします。長い時間、ご苦労さまでございました。(拍手)

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