Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

堅い団結、黄金時代へ 室蘭支部幹部会

1963.10.9 「会長講演集」第10巻

前後
4  最後に、御書にのこの御本尊をたもつならば「年は・わかうなり福はかさなり候べし」と、御本尊様に題目をあげるならば、生命が若返っていくとのおおせです。また戸田先生は「一生涯、青年のような情熱をもっていく人が人間として偉い人である」また「青年期に自覚したことを一生涯やりきっていく人が偉いひとである」と、このようにも申されました。また「希望をもちつづけて自分も前進し、人をも前進させる人が偉い人である」こういう意味のことも巻頭言で申されておりました。
 題目をしっかりあげて、皆さん方が長生きをして「こんなにも人生が楽しいか!」「こんなにも信心は楽しいものか!」と、こういうおひとりおひとりになっていただきたいのであります。いつも、四十歳ぐらいで八十歳ぐらいの顔つきになってしまったり、または、まだ三十代の奥さん方が八十ぐらいの鬼ばばあみたいな顔になったりではこまります。(笑い)そういうことにはならないで、一家和楽、そして生命力に満ちみち、若さに満ちみち、そしてまた、家のなかが和気あいあいとしていけるようにならなければ、まことの信心即生活とはいえないのであります。
 そして願わくは、五年、七年、十年、信心をまっとうして、大功徳を受けて、その証拠として室蘭または北海道だけでウロウロしないで、日本国じゅうをどんどん指導にも回っていただきたいし、また金婚式や銀婚式のときには「ちょっとそれではアメリカまで行ってこうよじゃないか」と、または「タイまでおまえ、ちょっと行こうじゃないか」と、こういうふうになっていただきたいのです。
 また、来年は北海道本部ができる予定になっておりますが、北海道本部の落成式がある、または体育大会かなにかの会合がある、大会があります。そこで「やあ、おまえ、ちょっとドライブかたがた車で行こうじゃないか」というふうに、皆さん方、一軒一軒、ぜんぶ自家用車ぐらいはあるというふうになっていただきたいのであります。(拍手)
5  この人生は、アッというまに終わってしまう人生ともいえます。この人生を御本尊様に照らされて、強い強い確信をもって有意義に、また自分自身がこの一生を終わるときには「これでよし。ほんとうに自分は間違いのない人生を生きた。残った家族にも、そしてまた、子孫末代にも大功徳を回向しきれる。それを確信できた」と、こういうふうにいいきれる一生を生き、そして一生をとりたいと私は念願しているのですけれども、どうでしょうか。(拍手)
 それは総理大臣であろうが、または大臣級であろうが、財閥であろうが、どこかの社長さんであろうが、この大仏法はわからないのです。この私どもの心境はわからないのです。どんなに有名人であっても、死ぬということの解決はできないのです。結局は、もっとも大事な生死の問題を自分も解決でき、人をも解決させきっていける、そういうわれわれは大指導者であるという確信をもって進んでいこうではありませか。(拍手)
 皆さん方のいよいよの団結を期待し、そしてまた仲良く忍耐強く前進されんことを望みまして失礼いたしますが、どうか、からだを大事にし、折伏はたいしてできなくてもかまいませんから、こぢんまりした室蘭の鉄のような支部になっていただきたいことを切望して、また、皆さん方のご健闘等をお祈り申し上げて、私のあいさつ、また激励とさせていただきます。

1
4