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日蓮大聖人・池田大作

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諸君が評論家に育て 三多摩本部幹部会

1963.6.14 「会長講演集」第9巻

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3  まあ、そんなことにいちいち私たちはかまっていることはめんどうくさい。不幸の人をはやく救いたい。しかし私どもは打算でもなんでもない、正しい仏法を根本として、民衆のなかに生きた、ひとりひとりが真実の大評論家となっていこうではありませんか。
 今度の「第三文明」に早稲田大学の写真部の方々が創価学会の活動の写真をとり、そしてまた、ご自身が文を書いて載せておりましたが、ひじょうにまじめな態度に感じました。初めは、やはり軽べつの目で見ていたようでありますが、一日一日、先入観念が変わってきたというような意味合いのことばが載せられておりました。
 その一節に「創価学会ほど、いまだこれほど中傷と批判をされてきた団体はないであろう。それにもかかわらず今日の大発展が不死鳥のごとくうんぬん」と、このように論じておりますが、その根本はなにか。それは御本尊様です。また異体同心の団結であります。これだけの大発展があります。これをもって将来を推するならば、どれほどの学会の大前進があるかということは、明々白々ではないでしょうか。
 それで、評論家はいままで学会をバカにし、批判し、学会の発展することを望まないできた。とうぜんそれは、評論家は望みません。それはいままでも間違ってきてしまったからです。そしてまた、信心していないのですから魔物です。やきもちを焼いているのです。なかには正しい評論家もいると思います。またそういう人たちも出てくることは絶対に確信いたしますが、いままで学会を批判してきた評論家たちに「どうだ、ぜんぶ、おまえたちの評論は間違っていたではないか。この広宣流布の姿をみたまえ」といいきっていこうではありませんか。
4  最後に、皆さん方ご自身のために私は申し上げます。それは、一生涯、大御本尊様から離れないで、大御本尊様を受持しきっていく。それは途中において、苦しいこと、寂しいこと、しかられてくやしいことも、感情的になることも、さまざまなことがあると思います。だが一生涯、大御本尊様だけは放さない。そしてまた、もうひとつ創価学会から離れない、あとのことはぜんぶ自由でけっこうでありますから、この二点だけは、きょうお集まりになった幹部の皆さん方が、しっかり胸に刻んで前進していかれんことを心からお祈り申し上げまして、私の激励といたします。

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