Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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大思想家に育て 6月度学生部幹部会

1963.6.10 「会長講演集」第9巻

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5  しょせん、仏法は勝負であります。皆さん方も、そしてまた創価学会も、これからも真実の学会の本質をわからせるためには、三年、五年、十年と戦わねばならないと思います。絶対に勝たねばならないいくさであります。創価学会が縁に紛動され、皆さん方が縁に紛動されて、もしも退転してしまったならば、永久に日本民族の救済はありえないのです。世界の光明は、もうありえないのです。どんなことがあっても、大聖人様のおおせどおり、私どもは団結を強くして、絶対に勝って勝って勝ち抜ききって、そして蒙昧なる人々に、現証のうえで、この真実の姿をみせしめていこうではありませんか。
 私も先頭をきって、十年、二十年がんばってまいります。「身を挙ぐれば慢ずと想い身を下せば経を蔑どる」ひじょうに進退きわまるのでありますが、皆さん方を信頼して、皆さん方をたよって、そして私が先頭になってまいります。ひじょうに複雑ないいかたをしますけれど、私はいつも謙虚な気持ちでおります。ところが謙虚になると、少しバカではないかと思われるし、力がないように思われますが、また少し力を出すと、ヒットラーになるのではないかと、政治のほうへ少しいけば、自民党でも社会党でも共産党でもワッとみてくるし、宗教団体のほうへ行っていれば、安心して少しなめてくるし、いずれにしても王仏冥合をめざして、十年、二十年、勇ましく、そしてまた地道に戦ってまいりますから、よろしくお願いいたします。

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