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広布へ無限の前進 東京第一本部幹部会

1963.6.3 「会長講演集」第9巻

前後
3  それで過去二十年以上も信心してきた模範の大信者、創価学会の幹部の人は原島先生であります。太平洋戦争中においては、全幹部が弾圧を受け、牢獄へはいっているなかで、教員であったがゆえに牢にははいらなかったけれども、座談会場においては刑事と戦い、牧口先生、戸田先生がおられない創価学会を敢然と守ろうと決意した「創価学会の長男」と私はいっておりますけれども、そういう原島先生であります。
 また戸田先生出獄以来、学会再建にあたっても、一兵卒として、地道ではあったけれども、キチッと戸田先生を守り、後輩のめんどうをみて今日までいたり、また未熟な私を守ってくださっておりすけれども、お子さんはみんな大学生になったり、いいお子さんばかりで春らんまんのような大功徳の生活をしていることをまのあたり私は見ております。
 水の信心、変わらない信心、年々にだんだんだんだん力を発揮して、大勢の人に「あれがほんとうの学会精神か、学会の模範かということを、事実のうえに示している信心です。どうか壮年の皆さん方は、原島先生を創価学会幹部の模範とし、手本として見習って、十年、二十年、忍耐強い信心をしきって、創価学会をになっていっていただきたいのであります。
4  最後に、私はご存知のように、さきほどからも「会長」とか「先生」といわれて、ほんとうに私は穴があったらはいりたい気持ちです。尊大ぶることもできませんし、その必要もないし、偉いと思ってもおりませんし、皆さん方の代表として会長になっていることに対して、ほんとうに私は申し訳ない気持ちであります。
 だが、ひとたび会長になったからには「恩師の教えを実践しきってまっとうしたい。なんとか広宣流布を実現したい」この念願でいっぱいであり、私は私なりに一生懸命やっております。
 だからといって堅苦しい行き方はできませんし、そういう形式ぶったことは、絶対今後もしていきませんし、いままでもしません。ありのままに、広宣流布をめざして、ゆうゆうと楽しく、そしてまた根本問題については毅然たる態度で指揮をとらせていただきますから、未熟な私を、皆さん方全員の幹部の方々が、とくに縁の深い第一本部の幹部の方々が、他の幹部の方々よりも百倍、千倍も強く守っていただきたいことをお願いして私のあいさつとします。

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