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日蓮大聖人・池田大作

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墓園びらきにあたって 高尾墓園開き

1963.3.30 「会長講演集」第9巻

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3  だが、第三代から以降は、とくに皆さん方ぜんぶと、同じようなお墓にしたい。
 何百年も生きたいですけれども、百年も生きる人はおりません。八十年か、六十年か。何百年も生きたくても、そうはいきません。そうなったら、東京都ぜんぶを武蔵野ぜんぶを買わなくてはならないですから、そうはいきません。
 私は皆さん方の代表である。せめて理事室、または大幹部ぐらいまでは、いっしょに最後はお墓を並べたいと、それもぜんぶ同じ墓です。会長だからどうだ、理事室だからどうだ、支部長だからどうだという差別は絶対にしてはいけない。ぜんぶ平等に、広宣流布にりっぱに死んでいって、ゆっくり寝ようではないかといい残してあるのですけれども、これでいいでしょう。
 形式などということや、見え、虚栄心などということは、仏法のうえ、信心のうえでは絶対あってはならないことなのです。私はそういう気持ちでありますから、私の皆さん方を思い、広宣流布を思う一端の信心の心を、わかっていただきたいと思うのであります。
 最後に、よく日淳猊下様が「寝るのは、ゆっくりお墓で寝なさい」と、それで「あとは一生懸命勉強をしなさい。頭は生きている時にうんと使うのだよ」と、そういうお話をなさっていたそうであります。だが、それはそれとして、仏さまのご指導でありまして、私は皆さん方に、どうしても寝不足をしないでいただきたいということなのです。からだを大事にして、ずっと長生きをしていただきたいのです。

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