Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

発心あらたに次の十年へ 京都本部落成入仏式

1963.2.20 「会長講演集」第9巻

前後
1  本日は、たいへんおめでとうございました。どうか、ただいまもお話がありましたごとく、渡部本部長を中心として、第一にも、第二にも、第三にも、仲良く団結して、この牙城から、幾千万のりっぱな、広宣流布の指導者が出るようにしていただきたいし、何百万人のしあわせな人々をつくっていただきたい、生み出していっていただきたい。そのことを心から私は祈っております。お願いします。
 第三祖日目上人様は、あるとき北条幕府の執権に、そして、またあるときは京都に、そして天皇にこの三大秘法の御本尊様を知らしめるために、何十回となく国家諫暁をされております。この日目上人様の、広宣流布のための大激戦のお姿をしのびたてまつり、いま私どもは、三百万世帯の不幸な人々を救いきり、日目上人様が、未来を指してこられたその京都に、きょうは京都本部が落成し、また四月には日蓮正宗の大寺院が建立されるということは日蓮大聖人様も日興上人様も、また日目上人様、かならずや、わが創価学会をほめたたえてくださることと確信するものであります。
 また、昨日、承るところによれば、京都では三十軒に一軒が寺院であるといわれております。世界で京都ほどたくさんの宗派の総本山があるところはありません。
 その日本の既成宗教のメッカである京都に京都本部が建立され、ともに大寺院が建立されるということは、とりもなおさず、日本の宗教界に一大転換期を迎え、既成宗教は、邪宗教は夕日となり、没していき、またここに、興亡の原理によって日蓮正宗の仏法が、太陽のごとく、偉大なる力をもって、日本の仏法の神髄とし、また、世界の宗教として、全日本、全世界に大きく大発展をしていくべきクサビが打たれたと、私は信ずるのです。
 願わくは、この京都本部の、この落成式の意義を体し、私もそうでありますが、同志の皆さん方も、ともに、きょうをまた第一歩として、発心あらたに、十年間の目標をもって、十年間、広宣流布の闘士とし、また日蓮大聖人様の使いとし、また、大勢の不幸な人々を救うべき指導者という自覚をもって堂々と進んでいこうではありませんか。

1
1