Nichiren・Ikeda
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丈夫の心で民衆救済
第33回本部幹部会
1963.1.29 「会長講演集」第9巻
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3 最後に、日蓮大聖人様のおことばに「浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり」との御金言がございます。このおことばは、とうぜん小乗教であってはならない、小乗教は浅い、法華経でなくてはならないという文であり、ともに脱益に仏法ではいけない、下種家の、末法相応の日蓮大聖人様の三大秘法の南無妙法蓮華経をたもつことが、深きにつくことであり、それが「丈夫の心」であります。すなわち、正しい信心なのであるとのおおせであります。
ともに、生活のうえに約せば、たくさんの宗教、たくさんの思想があるけれども、絶対に正しい人生を生きていくために、幸福な生活をしきっていくために、悔いのない信心の行動を貫きとおしていくためへの、ただ一つの道は、日蓮大聖人のおおせの妙法を護持して、この社会に、この世界に、ゆうゆうと人々のために生きていくことが、「丈夫の心」であるとのおことばであると私は拝するのであります。
したがって、おのおのの境遇で、おのおのが助け合い、守り合って、大御本尊様を根本に、第一にも第二にも、純粋なる信心を源泉として、楽しい、おおらかな、のびのびとした学会活動であり、また社会活動であっていただきたいことを切望して、私の今回の話とさせていただきます。
また二月の末に、元気いっぱいの姿でお会いしましょう。ご苦労さまでございました。