Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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民衆のなかの指導者へ 1月度婦人部幹部会

1963.1.7 「会長講演集」第9巻

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3  戸田先生はよく「日本の国にりっぱな指導者がいなくなってしまった。嘆かわしいことである。日本の国を見渡して、ほんとうに、かつて日本のために活躍をしたような国士がいなくなってしまった。どうしても日蓮大聖人様の仏法によって、それを源泉として、社会の大指導者をつくる以外にない」と叫んでこられました。皆さん方は婦人ですけれども、しっかりと成長して、民衆のなかの婦人の指導者に育っていただきたいことを、お願いするわけであります。
 これだけ、乱れきった世の中に、りっぱな指導者がいるわけはありませんが、かげに何人かの、まだ日本の将来をじっと見守り、次の大勃興をしていくべき創価学会のありかたを静かに凝視している、りっぱな人もなきにしもあらずであります。
 さきほども、そういう方のひとりである方が、池田総理も人づくりうんぬんというけれども、人づくりといっても、今度、人づくりの懇談会をやった人々は、それは人づくりに失敗した人々の集まりではないかと、池田総理も、人づくりというまえに、自民党づくりをすべきではないかと、こう、もらしておりましたが、そのとおりであると思います。
 私どもは、だれに認められなくとも、日蓮大聖人様に、そしてまた、三世十方の仏菩薩に認められればいい。また不幸の人々に、民衆に対して「たしかに創価学会は正しい。創価学会でなければほんとうの日本民衆の幸福はない」ということを胸の奥にたたきこんでいこうではありませんか。
 たいへん、私もはにかみやで、婦人部の皆さん方と、直接お目にかかることは少ないわけでありますが、柏原婦人部長を中心として、気にくわないかもしれませんが、私も元気いっぱい、広宣流布のために、皆さん方のためにことしも陣頭指揮をとってまいりますから、皆さん方もどうか力の弱い私に対して応援をして、個人も、学会も、また大勝利の歴史をつくったといわれる一年を築き上げていこうではありませんか。

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