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日本に「春」の到来 第31回本部幹部会

1962.11.27 「会長講演集」第8巻

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1  三百万世帯達成まことにおめでとうございました。             
 三百万世帯達成のことについて、明日、皆さん方を代表して大御本尊様に、そして日達上人猊下にご報告を申し上げにまいります。
 いちばん最後になると、いつもなにも話がなくなりますが、理事長はじめ各理事の方々の話をよく胸に刻んで、汝自身の絶対の幸福をつかむために、前進をしきっていっていただきたいと切望するものであります。
 「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」とは日蓮大聖人様の御金言の一節であります。「法華経を信ずる人は冬のごとし」とは末法今時における私どもの罪業深い、不幸におののいているさまをさしております。「冬は必ず春となる」とは大御本尊様のお力によって、信力・行力によって成仏できる、色心ともに絶対の安心しきった幸福生活ができるとのご確信であられます。断言であります。
 いま、私どもは大御本尊様にお目にかかり、日蓮大聖人様のおおせどおりに、まじめに、純真に信心しきってまいりました。大幹部をはじめ皆さん方も、冬より春のような生活になってきているということを私は確信しますけれども、どうでしょうか。
2  また、わが創価学会の歴史は風雪との戦いであり、苦難、迫害の連続のなかに前進をしてきた教団であります。全日本で、わが創価学会ほど迫害を受けてきた、批判をされてきた教団はありません。にもかかわらず、このように大きく発展し、日本の柱となって、学会のいかんによって日本の国も左右されんとするところまできてしまいました。これほど純真な、これほどまじめな教団は、私は日本に絶対にないと確信するのです。                           
 だが、そのような冬もどうやら明るい春となって、学会の姿が全世界に示される段階にはいりました。来年は、りっぱな本部も建ちますし、また、再来年には、総本山に世界的な大客殿も建立されます。わが創価学会に、宗門に輝かしい春がやってきた。学会のこの前進とともに、春がやってきたとともに、三悪道に苦しむ日本の国も、地獄界、畜生界、修羅界のような自界叛逆ばかりしている不幸の日本の国にも、どうら学会の前進とともに、私は朝ぼらけがやってきたような気がするのであります。
 勝ってカブトの緒をしめて、大御本尊様をだきしめて、全日本民衆のために、鉄の団結をもって、ふたたび広宣流布をめざして、楽しく前進しきっていこうではありませんか。
 どうか、さきほどから指導がありましたごとく、のびのびとした信心を、また学会の幹部として襟度をもって、楽しい折伏をしていっていただきたいと私は思うのであります。また来月の幹部会に元気いっぱいにお目にかかりたいと思います。たいへんにご苦労さまでございました。
 きょうお見えにならなかった支部員の方々に、どうか、くれぐれもよろしくお伝え願いたいと思います。

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