Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

先駆者の誇り 関東三総支部幹部会

1962.5.23 「会長講演集」第7巻

前後
3  また、いかなる先駆者、いかなる団体においても、大をなした過去においては、みんな迫害を受け、みんな批判を受けつつ、それと戦って大をなし、その目的を達成していることは、歴史の証明するところであります。広宣流布という大目的にむかって、もっとも悪い世の中に、団結をして決然とすすんでいく場合において、それくらいの風波は、とうぜんであります。日蓮大聖人様のご金言にも、はっきりおしたためでありますから、難があればあるほど「これで、さらに前進ができるのだ」という、莞爾として、毅然たる確信をもって、団結をしてすすんでいこうではありませんか。
 また、わが創価学会は、だれが選挙に立とうとも、だれが会長になろうとも、だれが支部長になろうとも、地区部長になろうとも、ぜんぶ広宣流布という目的、信心という根本をもってその人を守っていくのが、創価学会の伝統であります。
 他の派閥抗争、人をなんとか突き落としていこう、足を引っぱって落とそうというような、冷酷な、残虐な世の中が、あらゆる世間の団体や、それから、政党や教団の実態でありますけれども、どういう支部の人であろうとも、どういう地区の人であすうとも、いったん広宣流布に立ち上がった人に対しては、全面的に、応援、激励していくこの伝統を、永久に学会はつくっていこうではありませんか。
 最後に、皆さん方のご健康と、ご健闘とを心からお祈り申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。ご苦労さまでございました。
 なお、場内の方々にはお目にかかれましたが、場外にもたくさんの同志の方々がおみえになっておられます。どうか、お顔は合わすことはできませんが、おからだを大事に、しっかり信心修行をまっとうして、日本一の幸福者になっていただきたいことを切望して、あいさつとさせていただきます。

1
3