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日蓮大聖人・池田大作

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二百六十万世帯の団結 東京第二本部幹部会

1962.5.15 「会長講演集」第7巻

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3  さきほどは、理事長はじめ先輩の方々から、推薦のお話がございましたが、和泉先生も、北条しゅん八先生も、まあ家庭のことをいうべきではありませんけれども、ともにお子さんがいらっしゃらない。したがって、とても子供が好きでありますし、いろいろな点で、何十年間も奥さまとふたりで、ずいぶんさびしいこともあったらしいのです。そのぶんは、今度は、選挙民のためにも、支部員のためにも、同志のためにも、いくらでも活躍をしていかれる原動力をもっていると、私は確信するのです。それで、和泉先生の顔をみますと、よく戸田先生が「どこから国境になっているのだろう。どこから頭のほうで、どこまでが額のほうだろうか」とよくおっしゃっていました。これは戸田先生がおっしゃったのです。そのたびに和泉先生は、冬であっても、われわれが寒いときでも、ハンカチを出して頭をぐるぐるとふくのです。とても愛くるしい。
 さきほど柏原先生が「デン助うんぬん」といっておりましたけれども、和泉先生の顔を見ると、どうみても色相円満で、和泉先生のような方が国会へいくならば、きっとどんな議案でも円満解決するのではないかと思うのです。
 それから、北条先生も、じつは七十歳とおっしゃっていますけれども、私はよくお付き合いさせていただいて知っているのですが、いつも流行歌を歌って、まるで二十二、三歳だと思っているのです。それで、学会のことに関しては、第三者の人は、なんとなく元気で、極端にいえば、いろいろ悪口のひとつとして暴力宗教だ、暴力的だといわれてきましたけれども、もうどこからみても、北条先生は紳士のなかの紳士です。
 国会も乱闘国会ばかりで、いままでずいぶん国民のひんしゅくを買いましたけれども、北条先生のような紳士の方がいかれるならば、乱闘国会も少しは遠慮するのではないかと想像するのです。
 それから、なんだかんだと学会のことをいろいろ批判する人に対しても、北条先生もわれわれの同志です。「ずいぶん学会が暴力的だといわれたけれども、北条先生をみたまえ。皆さん以上に紳士のなかの紳士ではないか」といっていきましょう。どれほど学会が礼儀正しく、紳士的であるかという縮図を代表していらっしゃるのです。
 きょうの新聞を見ますと、第三勢力、第三政党になるかならないかという立ち場
 の民社党が「火ダルマになって今度の参院選を戦い抜こう」という、そういう大き
 い書き物を出すなどということがありました。「火ダルマ」では少し熱すぎますか
 ら、わが学会は火の玉となって、ゆうゆうと大勝利をしていこうではありませんか。
 それで、どうしても学会が、もう第三勢力にならざるをえない宿命にはいっているという証拠です。まず私が皆さん方にその一歩としましてお願い申し上げたいことは、皆さん方自身が、信心、それから人生、行動に、確信と自信とをおもち願いたいのです。それから、後輩の支部員の方々にも、確信と自信とをもたせていただきたいのです。
 いずれにしても、大御本尊様をたもった私どもであ.、同志です。小さなことで、それをつつきあったり、神経質になって、なんだかんだ批判しあったり、そういうことは絶対にあってはなりません。自分も自信をもち、それから会員にもぜんぶ自信をもたせて、愉快に、楽しく、仏道修行をいっしょにして「自分自身も幸福になり、一家もしあわせにし、そして社会も、日本民族も、しあわせにしていこう」という大きい心をもって、すすんでいこうではありませんか。

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