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公明選挙で範示せ 東北本部幹部会

1962.5.8 「会長講演集」第7巻

前後
3  それから、国会で活動をしていないなどというデマを飛ばされておりますが、私は九人の国会議員の方々は、よく存じております。同志でもありますし、学会の理事でもあります。毎日会っております。いくら学会の議員の方々が活躍しても、一つは、新聞がださないのです。どういうわけですか。それから、国会が終わると、すぐに地方に行って、学会員の指導にあたり、あるいは視察などと、めまぐるしいこと、私もそばにいて気の毒なほどであります。
 私を信じてくださるのであるならば、どれほど国会で、わが学会出身の同志の議員の方々が、どの政治家よりも、百倍も千倍も働いているかということを、信じていただきたいのであります。
 必ずや、それがわかるときはあると思いますが、幹部の皆さん方が、これから選挙戦に、また学会活動にすすむうえにおいて、なにやかやと誹謗され、バカにされることもあると思いますが、大御本尊様を根本に、あくまでも先輩を信じきって、強い信心と強い確信とをもって、指導の任にあたっていただきたいのであります。
 戸田先生が、最初の参議院の選挙にはいったときに、投票日のその前日に、学会に対してあらゆる批判、誹謗、デマ、すなわち三障四魔が起こってきました。そのときに、先生が朝早く起きられて、歌をよまれました。その歌は、
  いやまして
    けわしき山に
      かかりけり                  
    広布の旅に
      心してゆけ                     
 という歌でありました。                          
 今、創価学会は、勝利のばく進をしているといっても過言ではありませんが、選挙は、これは水ものです。勝負です。どういうふうになるかは、わからないものなのです。ゆだんは大敵です。大勢の学会人がいるからといって、けっしてゆだんをしないで、安心をしないで、どうしても、広宣流布のために、自分が自覚して、最後の最後まで緊張して戦いきろう、こういうひとりひとりの幹部の皆さん方であっていただきたいということを、心から切望するしだいでございます。
 どうか、なにやかや、たいへんであると思いますが、あと五十日間、いっさいの行動、活動が、ぜんぶ広宣流布に通じ、自分自身のために通ずるという確信をおもちくだされて、のびのびと楽しく団結をして、前進の第一歩を進んでいただきたいことを切望して、私のあいさつとさせていただきます。

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