Nichiren・Ikeda
Search & Study
心ゆたかに勤行を
第24回本部幹部会
1962.4.27 「会長講演集」第6巻
前後
1 五月三日を目前にひかえまして、この一年間、欠点の多いおろかな私を中心としていただいて、理事室、顧問さん、そして皆さん方の強いご支援をいただき、ご協力をたまわって、りっぱに広宣流布への偉大なる足跡をしるすことができましたことを、心から感謝申し上げるしだいでございます。
なお、いままで話がありましたとおり、二か月先に、広宣流布への関所ともいうべき選挙をひかえ、この二か月間、またなにやかやとたいへんであると思いますけれども、ぜんぶ自分自身のために、また広宣流布という大目的のために、おのおのの立ち場でしっかりとがんばっていただきたいと切望するしだいでございます。
この行動の根本はどこにあるか。いずれにしても、あくまでも大御本尊様を根本として、朝な夕な、心豊かに勤行していくところに、いっさいの闘争の源泉があると私は思います。声高らかに題目をあげて、よく恩師戸田先生が、「生きること、それ自体が楽しい」という境涯、物心ともに、生活のうえでも、また精神的にも、しあわせで、しあわせでたまらないという自分自身、これをきずくための信心であります。
したがって、朝晩の勤行はしっかり、ゆっくり、題目もしっかりあげて、一日一日の闘争が一日一日の活動が、生活が、ゆうゆうと、そして楽しくて楽しくてたまらない、歓喜に燃えての活動であり、指揮であっていただきたいと、私は思うのであります。
まるで、居眠りをして指揮をとっているような大幹部であったり、支部の幹部であっては、相手が感動しません。いつも般若のお面をかぶったみたいな、こわい顔をして殺気立ったような指導をしても、だれが聞きますか。
いつも信心根本に、真心こめて、太陽のごとく明るく、そして、ほがらかに、あらゆる会合を運営していっていただきたい。また、そのような指揮をとっていただきたいと、かさねて申し上げまして、私のあいさつといたします。