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広布の牙城を作る 第23回本部幹部会

1962.3.26 「会長講演集」第6巻

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1  たいへんに長い時間、ご苦労さまでございます。さきほども話がございましたが、きたる四月の二日に、恩師の五回忌ならびに大客殿の起工式が挙行されます。私をはじめ大幹部約五百名が、皆さま方を代表して登山し、法要ならびに起工式をしてまいります。ひとつご報告申し上げます。
 次に、総本山側の御供養のことについて、大客殿を中心に、第一歩として六壺、厨坊、それから総坊等、ひきつづいて着々と設計等をしておりますもので、その点もご報告申し上げておきます。
 また、去年の十月に大客殿の施工主は竹中工務店と私がいってしまって、その後、種々見積もり等、その他検討の結果、大成建設になりましたもので、新聞等においては、ご報告しておきましたが、私は参議院議員でないものですから、予算などそういう報告がへたで、うっかりいったため、あと理事長や理事室に「あまり早まっていわないでください」といって注意されましたもので、その点もご了承願いたいと思います。
 それから、新寺院建設のほうも、本年度は約三十五か寺の予定ですすめております。すでに十数か寺の土地は買いまして、いろいろなつごうで、ことしいっぱいには、ぜんぶでき上がらないかもしれませんが、来年のはじめごろまでかかるとは思いますが、そういう予定ですすめております。
 学会側のほうでは、これも聖教新聞等で、もうすでに発表がありましたが、四国の本部がスマートにでき上がりました。それから、やはり関西の一拠点である神戸にも、神戸会館を買うことができました。その点をご報告をしておきたいと思います。今月は三月で、決算期で、皆さま方の頭も、いろいろやりくりがあると思いますので、私もそれに相応してご報告をしたわけですから、よろしいですね。あと、くわしいことは、また、理事長や副理事長や理事に聞いてください。
 最後にさきほども北条副理事長から話がありましたが、これだけの大法戦、大折伏をしていけば、三障四魔がおきることはとうぜんであります。御書にも「行解既に勤めぬれば三障四魔紛然として競い起る」とおおせです。
 もしも三障四魔がおきなかったならば、私どもの行動はウソであり、また日蓮大聖人様の仏法を実践したことにならないのです。したがって、三障四魔が、個人に、また創価学会に、過去もたくさんありました。これからも、もっとあるかもしれませんし、現にもありますけれども、あればあるほど「これで私どもの信心は正しいのだ。一生成仏まちがいないのだ」という歓喜に燃えて、獅子王のごとき心をいだいて、信心強く、ゆうゆうと仏道修行に励みきっていただきたいと、かく切望するものでございます。
 では、時間もたいへんおそいですから、四月の幹部会のときに、また元気いっぱいの姿でお目にかかりたいと思います。以上をもって私の話といたします。

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