Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

文化の根底に大仏法を 男子部幹部会

1961.9.5 「会長講演集」第5巻

前後
2  戸田先生は『科学が進めば進ほど日蓮大聖人様の大仏法を理解することがやさしくなってくる』と申されました。御本尊様は即宇宙、宇宙は即生命、御本尊様は即大聖人様、大聖人様は即御本尊様であり、御本尊様は即わが身であります。たくさんの、さんらんと輝く星があるといっても、ぜんぶ御本尊様のなかにおしたための大明星天王の眷属です。十万個以上の太陽系があるといっても、その太陽系は、ぜんぶ大御本尊様におしたための大日天王の眷属にすぎません。
 どれほど大聖人様の仏法が宇宙大であるか。人工衛星を上げたときに戸田先生は『あんなオモチャみたいなもの、何が恐ろしいか』宇宙船で、とやかくびっくりしゃっくりしておりますけれども、大聖人様の仏法からみれば、子供だましのようなものであります。
 いずれにせよ、自分自身も救えない、地球上もどうしようもない低い哲学をもっている指導者が、全宇宙を救い、まず自分自身を救いきっていける大聖人様の大仏法にかなうわけは断じてないと私は思う。
 私どもは何も恐れず、大聖人様の家来らしく、青年らしてく、地湧の菩薩らしく、男らしく、あらゆる天魔、外道に向かって、スクラムを組んで、平和をめざして堂々と前進をしていこうではありませんか。
 また、青年期は前途が長いです。あらゆる境遇にあって、非常に多忙な人もあると思います。学生がおり、工員がおり、官庁勤めのお役人がおり、また学校の教員がおり、商人がおり、忙しい生活のなかに仏道修行をしております。皆さん方が偉大なる指導者に育っていただきたいことは、私のただひとつの願いでありますが、願わくば忙しい部員、忙しい同志に対しては、心から理解の念をもって『君きょうは忙しいんだから、ぼくが幹部会に言って、あとはその話しを教えてあげるよ』『君ははいま忙しいんだから、しっかり仕事のほうをやりたまえ。部隊会の様子はすぐに手紙で送ってあげるから』と言えるような、理解のある、そしてむつまじい、同志愛に満ちた青年部であっていただきたいと思います。
 どうか、利己主義に満ち満ちた世界において、ただ一つ大聖人様の仏法を純粋に実践し、自分の幸福、社会の幸福、そして人々の幸福を願っている私どもだけが、最高に、人生を有意義に生ききっているという、誇り高い自覚をもって、また九月度も前進しようではありませんか。

1
2