Nichiren・Ikeda
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会長戸田先生の一周忌を迎えて
1959.4.2 「会長講演集」第4巻
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4 四条金吾殿御返事の御金言には『身はをちねども心をち或は心は・をちねども身はをちぬ』と申されておる。
いかなる幹部といえども、おのれの位置に満足しきって、信心の向上と、広布実現への前進と、後輩への指導を忘れてはなるまい。すべての幹部は会長先生によって、偉くしていただいたのである。先生の御遺志にそぐわざる者は恩知らずである。これ反逆に通ずるものでなかろうか。
これからの入信者は、会長先生のお姿を知らないのだ。われらは幸いにも、直接に先生の御指導を仰いだ身である。最後の最後まで、ひとりの落後者もないよう、仲良く激励しあって進軍して行かなければならぬ。
もったいなくも、猊下は東京、九州の総会の席上、師弟の道を淳々と、お説き、お教えくださった。『恐々として、師の教えを忠実に実践するのが弟子の道である』と。
先生のお教えは、大白蓮華、聖教新聞等に明確に示されている。なお先生のお声もテープよりレコードに吹き込まれる日も間近であろう。東洋広布への具体的指針ともいうべき水滸会ならびに華陽会の記録も、ぜんぶ結集され終わった。
われら遺弟は一周忌を迎えるにあたって、さらに先生の教えの実行にあたって、名誉と、確信とをもち、勇敢に推進していきたいものである。
最後に、先生の墓前に『勅使門が開きました。広宣流布が終わりました』と御報告できる日を楽しみに。(当時、総務)