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日蓮大聖人・池田大作

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『創価学会の歴史と確信』講義 夏季講習会

1959.8.9 「会長講演集」第4巻

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4  このあいだも、どのくらい学会がふえれば戒壇建立になるのかと聞かれたのですが、それはちょっと私にもわかりません。いずれにしても、もうじき大講堂の前に鉄筋でスマートなりっぱな宿坊ができます。そして、会長先生の遺言である大客殿がたちます。さらに、御法主上人様の深い御構想で、やがては正本堂と、どういう名前になるかわかりませんが……そこへ奉安殿の御本尊様がおでましになるのです。そのときが広宣流布の姿、儀式なのです。そんなに遠くないような気もいたしますが、仏智はかりがたしです。それこそ、もうひとふんばり、ふたふんばりですね。
 『未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事
 なにも夜おそくまでやれとか、からだに無理してまでもというのではなく、広宣流布にひたぶるに精進する、これが学会精神であると思います。
 顕仏未来記は、東洋流布の文証です。東洋へ行きましょうよ。飛行機もあるし、沖縄にはその前提として、お寺が建つようになっておりますし、学会員もそうとういます。原水爆のおそろしさは、もう戦争が始まったら、地球はメチャクチャ、生きのびるところはないといわれています。中共では毛沢東が、革命のあと、懸命に国造りをしておりますが、有史いらいの大洪水、北のほうは大旱魃だそうです。
 一方、学会のほうには、イギリスからもアメリカからも、デンマークからもきているし、そのうちにソ連や中共もでてきますよ。すべて広宣流布の近づいている証拠になると思うのです。あとは確信です。不撓不屈の精神で折伏していくのです。
5  広宣流布、大事なときにさいして会長先生は、四菩薩様も出現しているのではないか、われわれごとき凡人にはみえませんけれども、必ず出現するであろう。また、日目上人も四条金吾も富木常忍も、日眼女も、南条殿もみな現れて、化儀の広布に活躍していると。
 とくに、三祖日目上人様は国家諫暁四十何度、七十歳をこえた御老齢をもって、その途中、垂井で御遷化あそばされた不自惜身命の姿を学会精神として、進みきっていかなければならないというのが先生の御決意でした。その当時、まだ自覚がなく学会を理解しない僧侶に対しては断固戒め、清らかに日蓮正宗教団を守り、僧俗一致で広宣流布に進んで、宗開両祖の御恩に報いなければならないというのが会長先生の精神なのです。
 『戸田の生命のつづく限り、本山に忠誠を誓う』、先生の本山に対する忠誠は絶対のものです。それが学会精神です。私たちもこの教えを奉じて、遠く東洋三国まで本尊流布をしていくことを誓おうではありませんか。(当時、総務)

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