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人間革命 新潟支部幹部会

1958.8.12 「会長講演集」第4巻

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2  最後に幹部としての皆さんに一言申します。先生は『卒に将たるは易く、将に将たるは難し』とおおせになっております。そのことについて、ひとつのことばが、青年訓に『幹部は威厳と寛容をもちなさい』とおおせになっております。どういうことか。
 威厳ということは、信心ということです。したがって信心には妥協がないのです。あくまでも御本尊様一本、そして会長先生ならびに大幹部の方々の指導を中心にした指導、それが威厳なのです。
 自分の感情をもってやりこめたり、仲良くなって世法的で、本当の信心の指導ではなくて親分・子分みたいになったり、そういうような指導は、ほんとうの指導とはいえない。
 寛容というのは、あくまでも御本尊様を中心にぜんぶ平等であるということ。班長だから組長を使いこなす、そういう命令はないのです。あくまでも自分の班員が、信心をしやすいように、自分が知っているかぎり激励し、許すものは許す、助けるものは助ける、きつくいう場合は、きつくいう。こうして、仏道修行の達成をあくまでも目標にしていくということが寛容です。
 したがって、そこには、りっぱな人間性がなくてはなりません。その威厳と寛容ということをわきまえた人が、私は、班長であり、班担であると思います。(当時、総務)

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