Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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確信は体験で 女子部合唱団発会式

1958.10.6 「会長講演集」第3巻

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1  人の心の移り変わりは早い。心というものは信用できないのです。日蓮大聖人様は『心は水の如し』とおおせられております。われわれには、どうしても大御本尊様に対したてまつり、疑う率が多いのです。
 『こんなに信心していても、はたして紙みたいなものを拝んで功徳があるかしら。大丈夫かしら……』とか、また『創価学会はすごいすごいというけれども、同じ人間じゃないの……』という。だから願いがかなわない。
 大聖人様は『雪のごとく白く』とおおせられている。『雪至つて白ければむるにそめられず』このように真っ白い心をもって御本尊様に念じ、願い、祈っていきなさいという御書がありますが、われわれは御本尊様に自分自身の悩みを子供が親に願うがごとく、弟子が師匠の教えをこうがごとく願いきっていく。これが根本の信心であり、これ以外にない。
 これだけ信心してもまだかなわないと疑うが『これだけ御本尊様にお仕え申し上げたのだから助けてくださる』と決めきっていくのが信心であると思う。
 キュリー夫人にしても、エジソンにしても、体験を積んでいる。名を成したあらゆる人々はコロンブスにしても、ぜんぶ実験して体験して、そうして自分のからだを張って、ひとつの確信、ひとつの理想を実現している。
 同じく私どもは、御本尊様を信心して、おのおのの不幸のなかに題目を唱えきって、解決して体験をつくる人が確信をもつ。体験のない人はグチが多い。
 どうかひとつ、自分自身のこの一生の歴史を、御本尊様を根本にして体験を生み出していこうという生きがいのある人間革命の一生をおくっていこう。(当時、参謀室長)

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