Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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賢者は喜び愚者は退く 男子部幹部会

1956.7.17 「会長講演集」第3巻

前後
1  どうも、しばらくでございました。大御本尊様の照覧のもとに、はじめ南に北に、青年部員も、寝食も忘れて法戦に、りっぱに闘争してくださいまして、まことにごくろうさまでございました。
 勝つも負けるも、すべて御本尊様の御仏智でございます。また、勝つも負けるも、時の運でございます。勝った人も負けた人も、同じく喜び、同じく悲しんで、今後の青年部の発展のために、広宣流布の大道めざして勇ましく団結をして、励まし合いをして進んでいただきたいと望むしだいでございます。
 いま三障四魔が紛然として競い起こっておりますが、私はこれは、まさしく、三類の強敵の兆であるように思います。日蓮大聖人様は三類の強敵、三障四魔が起こるということは『賢者はよろこび愚者は退くこれなり』とおおせになっているのでございます。
 これは、春から夏に、夏から秋に、秋から冬にと、変わり目、変わり目にふしがあるごとく、けじめがあるがごとく、凡夫が仏になる、また大悪が大善に変わっていくべき、ひとつのけじめであると考えなさいと、大聖人様は『賢者はよろこび愚者は退く』というおことばであらわされております。われわれ青年部は、会長先生の親衛隊として、賢者の立場で、喜んで、この瑞相を勝ち抜いていきたいと思うものでございます。
 どうか、われわれの青年部長が青年部を代表して、戒壇建立の第一歩として、参議院議員に当選したことを一同心から喜ぼうではありませんか。そして願わくは、この三障四魔、三類の強敵を、勇ましく、会長先生の弟子らしく戦って、師子王の子供らしく戦って、二陣、三陣、四陣、五陣と、諸君が続いてくださらんことを心から切望するしだいなのでございます。
 どうか地涌の菩薩は、久遠劫初において大聖人様の御命令を受け、大聖人様のお使いとしてこの末法濁悪の未来に、日本民族を世界の民衆を絶対救いきってみせると使命をもってきたということを、心あらたに自覚していただきたいのでございます。
 どうか、いよいよ信心をみがいて、三障四魔のアラシが起これば起こるほど、わが青年部だけは勇んで、より以上の大進軍をされんことを望んであいさつにかえます。(当時、参謀室長)

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