Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

陰徳あれば陽報あり 男子第八部隊総会

1956.5.10 「会長講演集」第3巻

前後
1  『陰徳あれば陽報あり』と日蓮大聖人様はいわれておりますが、われわれの、つねひごろの信心折伏が、あるいはまた座談会、講義にでるなど、いっさいの行動が、自分の善根となり功徳となるのが真の信心なのであります。
 自分はこれだけやっていても、なにも功徳はないが、どうも変だと考えている人は、せっかく同じ行動をとっても出るべき功徳も出なくなってしまうのです。信心は形式や観念ではなく、自己の行動を自分自身の福徳としていってこそ、真の信心といえるのです。
 さて、一国を救うものは青年の熱と力であることは、皆さんの御承知のごとくですが、また自己の一身においても、人生においても、ほんとうに情熱をもって行動するのも青年期であります。この点からも青年というものは、いかに重要な存在であるかわかります。
 イギリスは御存知のように、二つの相反した民族性から成り立っていますが、一方は革新的で他方は保守的であります。しかるに、この両者が自然に溶け込みマッチしているからこそ、老大国は滅びず栄ているのです。
 この第八部隊も、末広をあらわすように、あくまでも未来を指さし、この一年を戦ってもらいたい。そして過ぎ去ったことにとらわれず、大きな目的観に立ち、強き生命力をたもちつづけていくならば、怨嫉も反感もなくなります。(当時、参謀室長)

1
1