Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

沼津支部結成大会 此経難事

1960.11.7 「会長講演集」第1巻

前後
2  また、きのうも青年部の年中行事である大会がございましたが、男子青年部員だけが六万六千人も三ツ沢グランドに集合しております。信心していない来賓の人たちが、あまりに見事な団結、統一、そして躍進の姿を見て、言うべきことばを知らなかったと聞いておりますが、全学会員も百六十万世帯を突破いたしました。
 これほどの広宣流布の機熟し、大折伏を敢行しているならば、三障四魔、三類の強敵が出ないわけがありません。御金言に照らして、折伏を受けて、学会の発展を、やきもちを焼いて、憎らしく思って、策動する人もいるでしょう。また、あまりにも学会の発展が目ざましいので、なんとか今時分、いまごろにおさえておかなければたいへんだと思う悪鬼魔人の政治家もいるかもしれません。または、獅子身中の虫が出て、あらぬる策動をし、陰謀をして、学会をこわそうとすることも当然です。大聖人様の御在世もそうでありました。
 広宣流布の機熟した今日も、同じ姿でなくてはならないわけです。したがって、そういうような策動や陰謀から、どういうふうなことがあったとしても、今、皆さん方に申し上げたとおり、法華経は冬の信心、冬は必ず春となるとの御金言を信じて、しっかり団結して、人間革命をしきって、こんなにも私たちはしあわせなのだと言いきっていける毅然たる信心をしていっていただきたいと思うのでございます。
 大聖人様は『難があるということをば、必ず三障四魔はあるのだよと朝夕教えてきましたけれども、つたなきもののならいで、真の時には忘れるなるべし、人は大事な時になると忘れてしまう。疑ってしまう。信心をやめてしまう。だから、仏になれない。宿命転換ができない。人間革命ができない』とおおせでございます。
 真の時こそ、個人においても、一家においても、学会全体においても、日蓮正宗全体においても、真の時こそ、なにか大事なことがあった時こそ、大きな福運をいただける、宿命転換できる喜ばしい時だと信じて、信心を貫ききっていただきたいのであります。それだけが信心の究極なのです。あとはないのです。これだけをひとつ、よく胸に刻んで、仏法は勝負ですから、一生涯という長い間、十年、二十年、三十年という長い間で、学会を誹謗し、学会を利用して批判する人間、また謗法の人々と、長い目で勝負をしきろうという決心で進んでいただきたいと思います。

1
2