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浜松支部幹部会 永遠の幸福

1960.8.4 「会長講演集」第1巻

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2  全世界だって、永遠に人類が続いていくのだと考えるならば、戦争などということなんか考えられません、バカバカしくて。もっともっと仲良く、励まし合い、激励し合い、助け合って、平和な幸福な生活をしようではないか、こうなるに決まっているのです。その思想がないのです。
 私どもの生命は永遠なのです。この永遠の生命のなかに、大事なのは今世なのです。今世に信心を真剣にやらなければ、来世は、また信心をしなくてはならないのです。へたをすれば、地獄へ落ちてしまえば、何千億万年の間は、人間として生まれてこられないのです。
 ちょうど、私どもは、一晩疲れて寝て、あくる日、元気いっぱいに起きていくと同じように、死んですぐ生まれてくるのです。永遠に続くのです。そのことが、この十年か二十年か三十年の仏道修行をおろそかにして、尽未来際の長い永遠の生命を不幸にしきってしまうか、十年か二十年か三十年の仏道修行をしきって、永遠の幸福をつかむか、どっちが得かという問題なのです。
 その永遠の幸福をつかむために『現世安穏後生善処』と申して、現世に物心ともの絶対の証拠があるとおおせなのです。
 したがって、どんな三障四魔があっても、どんな三類の強敵があらわれても、人間革命をしきる勇気ある信心をしきって、そして、現世安穏の証拠をつかみきり、永遠の幸福をつかみきっていこうではありませんか。
 願わくは、新支部長のもとに、いっさいの行動は、ぜんぶが自分自身の功徳となる、善根となる、福運となるという一念をもった仏道修行をしていただきたいことを、切に念願申し上げまして、私の話といたします。

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