Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第2回婦人部大会 信心は魔との闘争

1960.7.22 「会長講演集」第1巻

前後
3  どうかひとつ、それぞれの立場、おのおのの境遇にあって、行き詰まりが今ある人もおるかもしれませんし、これからも必ずあると思いますが、信心の目的は永遠の生命のうえに立って、絶対の幸福境涯に生きていく、安心立命の幸福の生活をしきっていくということでありますから、行き詰まりがあったならば題目を唱える、行き詰まりがあったならば魔との闘争だ、今こそが、信心のしどころであるとの強い信・行に立って、幸福境涯を、幸福生活を築いていただきたいと思うのでございます。
 なにとぞ、これから生きていくといううえにおいても、一寸先はヤミであります。どういう事態、いつ夫が死ぬかもしれない、子供の不幸、一寸先がヤミです。また、アッというまにおばあさんになってしまい、おじいさんになってしまって、なんのために、いったい信心をしておったのだろう、なんのために人生を生きておったのだろう、死ぬ寸前になって後悔してもはじまりません。
 また、いつどのような宿命にあって、私どもは病苦に苦しむかもしれませんし、車にひかれたり、人に殺されたり、惨事があるかもしれません。やはり、自分自身の宿命というものはわかりません。また、いっぺんは必ず死ぬという、一家においても一族にあっても、全員別れねばならない、自分も死んでいかねばならないという絶対的な条件もかまえております。まじめに人生を考えた場合に、なんで宗教を求めずにおられましょうか。その最高の宗教を私どもは知ったのです。だれよりも幸福であり、だれよりも楽しく、安心しきった人生航路を築いていこうではありませんか。
 そうして、婦人部の皆さん方は、さきほども、やはりお話がありましたが、より以上明るく清らかに、そして美しく若々しく、一生涯、学会全体のなかにあって、また日本国全体のなかにあっても、全世界の人々からみられても、颯爽として、さすがは学会の婦人部の人々であると感嘆されるような人になっていただきたい。また、皆さん方も、これから世界一周をして、それから死んでいこう、世界一周の銀婚式をしていこう、銀婚旅行や金婚旅行をしようというぐらい、若々しさをもって進んでいっていただかなければならないのではないかと思うのです。これだけ申し上げまして私の話とさせていただきます。

1
3