Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第3回学生部総会 学生部諸君に望む

1960.6.26 「会長講演集」第1巻

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2  今、いくらりっぱそうな指導者がりっぱなことを言っても、あなの命もわからない指導者です。日蓮大聖人様はことごとく三世をお知りあそばされている仏さまでいらっしゃいます。
 われわれ青年は、一番下等や中等を求めないで、最高のものを最高の指導者につききって、教えを受けていくのが青年ではないかと私は訴えるのでございます。
 ある文豪がいわく『偉大なる文学には偉大なる哲学を要す。偉大なる哲学は偉大なる宗教によらなくてはならない。偉大なる宗教には、燃えあがる信仰が必要である』という意味のことばを絶叫した文豪がおりますが、今、私どもは、政治にあっても、経済にあっても、科学にあっても、事業にあっても、学問にあっても、その最高の宗教であり、三大秘法の仏法を知った私どもは、燃えあがる情熱に燃えた信仰をもって、いっさいの文化建設に、自分自身の生活に、全力をあげていくことが、正しい人生観であると信ずるものでございます。
 願わくは、より以上、人の何倍も勉強し、人の何倍も信・行に実践をした人が、大勢の人を指導すべき資格がある。また、そのような偉大なる指導者になるわけであります。人よりもよけい勉強し、人よりもよけいに実践した人が、大勢の人を指導すべき力をたもっていけるのであります。
 その実践期、勉強期を、一日も悔いのないように、大御本尊様を根本として、日蓮聖人様の教えを根底において、皆さん方が成長し、幸福になるとともに、社会の人々を幸福にしていかれんことを、心からお願い申し上げまして、私のお話とします。

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