Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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蒲田合同幹部会 堂々たる人生

1960.5.31 「会長講演集」第1巻

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5  普通は、雨といえば、古書によると十日に一ぺんといわれる。風は五日に一ぺんが本来の自然法則といわれている。今はめちゃくちゃです。あまりひどすぎるので、わけがわからない状態なのです。シラミが毎日からだについている人は、シラミがいるのがあたりまえに思う。いないと寂しいみたいです。便所に長くはいっている人は便所のくさみがわからないというふうに、不幸の世界、三災七難で荒れ狂うこのふしあせな現象というものが、あたりまえみたいに、感づかないみたいに、普通の人は免疫です。それが今の現状なのです。
 日本の将来、世界の将来、行く手は、考えれば考えるほど唖然とします。恐ろしいほどです。そういう現状に創価学会が大御本尊様の流布を叫んで立ち上がったということは、絶対に仏智にあらずんば、考えられない不思議な力であると思うのでございます。
 今、大聖人様滅後六百七、八十年の間、代々の御法主上人猊下は丑寅の勤行をなさって、広宣流布御祈念の勤行をなされておりますが、その猊下様の御祈念が、また大聖人様の御命令が、そしてまた創価学会の勇猛果敢なる折伏闘争が、ぜんぶ大御本尊様に通じて、広宣流布が近づいたという証拠であると私は信ずるのでございます。
 仏法は勝負です。勝つか負けるかが仏法です。個人の宿命転換のためにも勝負です。生活革命のためにも勝負です。日本の国を救うのも邪宗教との勝負です。世界を救うのも、正しい大御本尊様をひろめきっていく、どんな苦難があっても戦い勝っていく勝負です。個人のためにも、日本の国のためにも、東洋のためにも、世界のためにも、ぜんぶ勝負が根本になります。その勝負も、大御本尊様がおわします勝負でございますから、大御本尊様を信じきるということは、宇宙大の力をお貸しくださるわけでございます。どうかひとつ安心しきって、おのおのの境遇で、おのおのの立場で、洋々たる前進のいくさをしていただきたいと思います。以上をもってあいさつといたします。

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