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日蓮大聖人・池田大作

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鶴見合同幹部会 学会活動のなかにこそ真の幸福

1960.5.17 「会長講演集」第1巻

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3  願わくは、何年先になったならば一生懸命信心しようとか、ある一定の時期がきたならば勉強しようとか、もう少し気分がよくなったならば先輩に指導をうけにいこうとか、そういうような考えではいけません。
 永遠は瞬間に含まれ、永遠は瞬間の連続である。
 大聖人様も『ただいまを臨終と思うて』というおことばをおおせでございますが、今、きょうが大事である、こういう自覚をもって、きょう、今から、もしも自分が間違っておったならば、自分の信心が足らなかったならば、自分の修行が足らなかったのだなあという自覚をおもちになったならば、即座に勇ましく前進していこうという心構えこそ、真の前進であると私は思うものでございます。
 映画館へ行っても、パチンコ屋へ行っても、どんな享楽の遊びをしても、一生は一生です。そういうようなことを長くやったからといって、ひとつも楽しみではないことはわかっております。
 学会活動が非常にたいへんだ、折伏がたいへんだ、どうもその、信心すると苦しいとおおせになるのであるならば、一週間か一か月ぐらい、ゆっくりお家で休んで、どこでも、ほうぼうへ遊びに行かれて結構だと思うのです。
 どれほどそれが、はかないものであるか、かえって苦しいものであるかということは、体験をおもちの方もあるのではないかと思うのですがね。
 ほんとうの喜びは、衆生所遊楽、また自受法楽とおおせでございますが、法戦のなかに、信心のなかに、学会活動のなかにこそ、真実の、どこでも味わうことのできない幸福感、喜びというものを、味わっていける世界であるし、また味わいきれるまで、修行しきっていただきたいことを切望して話といたします。

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