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日蓮大聖人・池田大作

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スポーツ部と勝利の哲学(上) 君よ健康に! 青年よ鍛え勝て

2008.11.26 随筆 人間世紀の光5(池田大作全集第139巻)

前後
5   太陽と
    共に昇れや
      輝きて
    わが信仰は
      宇宙が庭なば
 私が対談集を発刊した、ロシアの宇宙飛行士のセレブロフ博士は、もともと体が弱かった。しかし恩師に励まされて、スポーツに挑戦を始めた。
 その鍛錬によって宇宙飛行の通が開けたと、最大に感謝されていた。
 私も幼少から病弱であった。その中で、新聞配達をやり通したことが、のちに世界を走り回る体力の基盤になったと実感している。
 いわんや、世界広宣流布の機関紙である聖教新聞を配達してくださっているのが、最も尊き「無冠の友」の皆様方である。
 三世永遠に頑健な生命となり、自由自在に世界を乱舞しゆく境涯となっていくことは、因果の理法に照らして、絶対に間違いない。
 寒さが厳しくなってきた。日の出も遅い。あたりは暗く、一番、冷え込む早朝の配達となる。風邪を引かないように! 絶対に無事故で! と、真剣に妻と共に題目を送らせていただく日々である。
6   大宇宙
    この一念に
      ありとせば
    無量の珍宝
      無辺に出でなむ
 御義口伝の法門には──「我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり胎は華なり足は経なり」と明かされている。
 題目を唱え、広宣流布に生きゆく私たちの身休が、いかに尊貴であるか。この身が、そのまま「妙法蓮華経の五字」(同)の当体なのだ。
 それは、大宇宙を動かしゆく根源のリズムと、深く融合していくのである。
 三世諸仏総勘文抄には、「鼻の息の出入は山沢渓谷の中の風に法とり口の息の出入は虚空の中の風に法とり眼は日月に法とり開閉は昼夜に法とり髪は星辰に法とり眉は北斗に法とり脈は江河に法とり」等と、我即宇宙、宇宙即我の法理が示されている。
 題目を朗々と唱える時、大宇宙の息吹を伸びやかに呼吸し、大宇宙の律動を、わが血潮に脈打たせながら、満々たる生命力を漲らせることができる。
 そして、この命を使って、人のため、法のため、社会のため、未来のために、思う存分、貢献していくのだ。
 世界的な心臓外科の名医であるウンガ一博士と深く一致した一点がある。
 それは、健康と長寿には、「身体面の運動」が大切である。とともに、信仰や信念という「精神面の運動」が、絶対に不可欠であるということであった。
 まさに、一日また一日の学会活動そのものである。

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