Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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尊き師弟の物語 わが使命ある弟子よ 不滅の歴史を創れ

2008.6.25 随筆 人間世紀の光5(池田大作全集第139巻)

前後
13  かつて、私は山口青年部の友に、一言を贈った。
 「松陰は刑死 君は継志」
 大事なことは、いかなる局面にあっても、師の志を我が志として、決然と行動を起こすことだ。
 松陰は、厳粛に戒めている。
 「人は晩節を全うするに非ざれば、何程才智学芸ありと雖も、亦何ぞ尊ぶに足らんや」(前掲『吉田松陰全集』3)
 人間の真価は、人生の最後で決まる。
 自らの志を捨て去り、晩節を汚すことはど、人間として醜悪な敗残の姿はないのである。
 恩知らずの愚劣な退転反逆の者たちに、この松陰の叫びを、唾を吐きながら言い放ちたいと、ある幹部が真剣に憤怒していたことが、忘れられない。
 松陰は遺言している。
 「我れを知るは吾が志を張りて之れを大にするに如かざるなり」(前掲『吉田松陰全集』9)
 ──弟子たちよ、どうか、わが「志」を押し広げ、これを大いに満天下に宣揚していってくれたまえ! これ以上に、私という人間をよく知る道はないのだ、と。
 今、嬉しいことに、世界の最高峰の知性が、私たちが歩みゆく「師弟の道」に人間教育の希望の光を見出してくださっている。
 現代中国を代表する歴史学者の章開沅しょうかいげん・華中師範大学元学長も語ってくださった。
 「創価の師弟は、ソクラテス、プラトンの師弟に勝るとも劣らない、歴史に特筆すべき輝きを放っております」(『人間勝利の春秋』第三文明社)
 さあ、いよいよ、太陽輝く七月へ!
 躍動する「青年の月」へ! ともあれ、偉大なる創価の師弟は、断固とすべてに勝ちまくっていくのだ。
 人類の幸福と平和という、世界広宣流布の大願を高く掲げ、さらに壮大なる創価の「師弟の物語」を、来る日も来る日も、綴り築こうではないか!
  すばらしき
    この世の人生
      飾りゆけ
    師弟の道は
      無限の宝と

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