Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

青年よ広布の革命児たれ(下) 威風堂々 民衆の底力で勝て

2007.12.20 随筆 人間世紀の光4(池田大作全集第138巻)

前後
6  晋作が波瀾万丈の人生の幕を下関で閉じたのは、慶応三年(一八六七年)四月十四日の未明であった。明治の新時代の前年である。
 休みなく奔走するなか、急速に病気が進行した。
 指揮した幕府との一戦で、勝利をほぼ決した頃、喀血して倒れ、約八カ月後の死であった。"死んでも外敵と戦う"との晋作の思いから、遺骸は近くの奇兵隊の陣営跡に葬られた。
 この話をされる時、戸田先生はいつも、病弱な私の体を思い、「大作は三十歳までしか生きられない」と滂沱の涙を流された。
 そして、「大作、断じて生き抜け! 俺の命をやる。俺の分まで生き抜くのだ!」と語ってくださったのである。
 私は戸田先生から命を受け継ぎ、不二の弟子として生き、戦い抜いてきた。
 あの「三・一六」の後継の儀式から、明年で五十年──。創価の師弟は、世界に燦然と勝利の歴史を残したのだ。
 そして私は、一生涯、この創価の「弟子の大道」を、誠実に、また誠実に走り抜いていく決心である。
 青年よ、私に続け!
 広布の革命児たれ!
 わが弟子よ!
 君も、晋作の如くに!

1
6