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日蓮大聖人・池田大作

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正義の東海道を讃う(上) 勝ちまくれ! 怒濤を起こせ

2007.7.17 随筆 人間世紀の光4(池田大作全集第138巻)

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7   ああ創価
    ああ神奈川の
      新天地
    青春時代の
      広宣嬉しく
 東海道は、わが青春の闘争の大舞台である。
 一九四九年(昭和二十四年)の秋十月──鶴見の折伏座談会。
 私は詰め襟の学生服姿だった。その座には、五人の新来の友人がいた。
 入信二年余の私は、誠意を込めて妙法の偉大さを語り、師匠の偉大さを訴えた。その場で、五人とも入会を決意された。
 五二年(同二十七年)──あの蒲田支部の二月闘争。大田区に隣接する川崎は、知られざる、もう一つの決戦場だった。
 大田から川崎へ、多摩川のガス橋を全力で走った。神奈川の同志が待っている。一刻も早く馳せ参じたかった。
 蒲田支部幹事として、男子第一部隊長として、文京支部長代理として、私は師の特命を受けて東海道を奔走した。
 「南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき
 東海道には、この「今生人界の思出」が尽きない。
 この世の使命を果たしゆくための人生である。
 一瞬一瞬、わが生命を激しく燃え上がらせ、断固、勝ち抜くのだ。
 敗北は悔恨、勝利は大歓喜の舞を生む。
 喜春時代に読んだベルグソンの言葉に、こうあった。
 「あらゆる大歓喜には勝鬨の響がある」(『精神力』小林市郎訳、第一書房)──

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