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日蓮大聖人・池田大作

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尊き婦人部の皆様に贈る 母を幸福に! それが平和の大道

2006.6.10 随筆 人間世紀の光3(池田大作全集第137巻)

前後
9  建治元年(一二七五年)、大聖人は「日本第一の法華経の行者の女人」と賞讃されてきた婦人を、さらに強く激励された。
 「前々からの信心の志は、言い尽くせぬほど立派なものでした。しかし、これからは、なおいっそう、強盛な信心を奮い起こしていきなさい。その時は、ますます十羅刹女の御守護も強くなると確信していきなさい」(御書一二二〇ページ、通解)
 人生には、これまでの壁を破り、生まれ変わったように立ち上がるべき時がある。
 今が、その時なのだ。その原動力となるのが、強く、正しき信仰である。
 三世永遠の法則である、大仏法への大確信なのである。
 過去の壁を破って、決然と立ち上がれ! 自分が今いるその場所から!
 いよいよ、大切な大切な、そして偉大な婦人部の「勝利」と「栄光」と「強き連帯」の本門の時代に、創価学会は入った。
 婦人部の皆様方のにぎやかにして、晴れ晴れとした大行進が、将来の広宣流布を決定してくださることは、間違いないことである。
 その福運と功徳はどれほど大きいことか。御聖訓に照らして、明々白々である。
 どうか、「健康第一」で、「生活第一」で、広宣流布のために、無限の功徳を積みゆくために、皆様方、婦人部の「平和」と「正義」と崩れざる「大福運」の行進を、心よりお祈り申し上げたい。
 必ずや、大聖人が、三世十方の仏・菩薩が、偉大な創価の母たちを守護され、永遠に讃嘆されることは、仏法の法理のうえから、絶対に間違いない。
 信心という揺るがぬ原点を持った我々は、永遠に輝く星を持ったのだ――これは、恩師が、よく語っておられた深い指導である。
 私が青春時代に愛読した、十九世紀イギリスの大歴史家カーライルも語っている。彼は、宗教を不滅の導きの星・北極星に譬え、こう記した。
 「この星は、地上の夜の闇が深まれば深まるほど、天空において、いっそう明るい輝きを放つ」(Past and Present, Harper & Brothers)と。
 この言葉を贈り、皆様方のいよいよのご多幸をお祈りして、私の随想を結びたい。

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