Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

「青年・躍進の年」への出発 君よ壮大な勝利の歴史を創れ!

2005.11.8 随筆 人間世紀の光3(池田大作全集第137巻)

前後
6  キング青年が、アメリカで人権闘争の指揮を執っているその時、私は関西で戦っていた。
 それは、私の青春の金字塔と光っている。
 一つの支部という小さな組織で、一カ月間に、一万一千百十一世帯の布教を成し遂げ、日本中を驚嘆させる大勝利で飾った。
 今もって、私の胸には、この時の誇り高い波動が、強く、晴れやかに残っている。
 私は、東京と並んで重要な心臓部である関西の底力が、いよいよ発揮されゆくことを知っていた。
 東の首都圏、西の大関西。この二つの大都会が、互いに肉薄しながら歩んでいけば、日本中が大きく揺れ動いて、広宣流布の前進が必ずできると、私は見抜いていたのだ。
 「常勝関西」の民衆城をば、私は断固として築き始めた。いな、この五十年、誉れ高き「常勝創価」の師弟不二の大城を創り上げてきたのだ!
 御聖訓には、「其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ」とある。
 今、自分がいる場所が、深い深い使命の舞台である。それが仏法なのだ。
 さあ、生気溌剌と、「青年・躍進の年」へ出発だ!
 明年は、強く朗らかな男子部も、そして美しき瞳と笑顔の女子部も、「結成五十五周年」を迎える。
 さらに、男子部の英知の創価班は結成三十周年、信念の牙城会も結成三十五周年になる。
 花の女子部の白蓮グループは、早くも結成四十周年を迎える。
 ローザ・パークスさんは、"青年たちの母"の如く、深い期待を込めて、常に呼びかけられていた。
 青年!「あなたは私たちの未来です。私は、あなたのエネルギーこそが、変革をもたらす力だと思っています」
 これは、全く正しい哲理だ。
 崇高なる勝利を見つめる、いな、勝利を築き上げる、凛々しき若武者、青年諸君の栄冠を、私もパークスさんと同じ思いで待っている。
 新しき時代を!
 新しき波を!
 新しき舞台を!
 新しき広布の大潮流を!
 そして、新しき人類の平和と和合を!
 それを創り上げるのは、君たち青年しかないのだ。
 プーシキンは叫んだ。
 「われらのもとを去れ、傲れる人よ」
 そして、
 「偽りの知恵は、
 不滅の知性という太陽の前に揺らぎ、くすぶる。
 太陽よ、万歳!
 闇よ、消えよ!」(Полное собранie ero coчинeнiй :Алeкcандр Сeрreeвич Пушкин, Тoм1・2, Тип. В.В. Кoмарoва)と。
 若き知性の太陽たる君よ、絶対に負けるな!
 悔いのない、楽しき力強き闘争によって、輝く歴史を創り給え!
 さらに、史上最高にして、永遠不滅の新たな創価城を、若き君たちの手で築き上げてくれ給え!

1
6