Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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わが偉大な同志・壮年部に贈る 勝ち飾れ! 広布と社会の黄金柱

2005.7.2 随筆 人間世紀の光3(池田大作全集第137巻)

前後
6  御書全集には、南条時光の父へ宛てた御手紙が一編だけ収められている。
 時光の父は、法華経に帰依したが、全面的に謗法を捨てきれない迷いがあった。
 それに対して、大聖人は、「二心があって、人の風聞を恐れるようなこと」があってはならないと、強く指導されている(御書一四九八ページ)。
 「二心」とは、法華経への無二の信仰を貫けない迷いであり、弱さである。
 ともあれ、「一心」に貫き通してこそ、真の信心だ。
 反対に、世間体を気にして臆病になり、法華経の敵を呵責できないのは、「二心」に通じよう。それでは、どんなに仏法を学んでも、成仏することはできない。
 何が正しく、何が誤っているかを知りながら、それを人びとに語らないのは、「一切衆生の怨敵だ」「無間地獄に堕ちてしまう」と、大聖人は誡められている。
 「誰かがやるだろう」と、他人まかせな生き方も、厳しく言えば「二心」に通じる。
 御聖訓には――
 「謗法を責めないでいて、成仏を願うことは、火の中に水を求め、水の中に火を尋ねるようなものである。はかないことである。はかないことである」(御書一〇五六ページ、通解)と、峻厳に記されている。
 結局、中途半端な戦いは、万歳に悔いを残す。自分自身の敗北である。
 腹を決めることだ。誇りある創価学会・壮年部として、一生涯、逡巡なく、創価の正義の旗を掲げて、まっしぐらに歩み抜くことだ。
7  「日蓮にりて日本国の有無はあるべし」――日蓮こそ日本の魂であり、柱であると、大聖人は宣言なされた。
 立正安国の御心を受け継ぐ「創価学会」こそ、日本の柱であり、魂である。
 この崇高な民衆の大殿堂の柱――"柱の中の柱"こそ、壮年部の本地であるといってよい。
 「百二十まで持ちて名を・くたして死せんよりは生きて一日なりとも名をあげん事こそ大切なれ
 広布に生き抜く一日は、永遠に通じる宝の一日だ。
 悔いを残しては、絶対にならない。
 スコットランドの民衆詩人バーンズは言った。
 「今がその日、今がその時、見よ、戦いの機が熟すのを」(『ロバート・ブルースのバンノックバーンへの進軍』木村正俊訳、『ロバート・バーン詩集』所収、国文社)
 今、立ち上がるのだ!
 今、戦い切るのだ!
 文豪ゲーテは叫んだ。
 「土壇場にくると事が峻烈になるのは世の慣いです」(『ファウスト 第二部』相良守峯訳、岩波文庫)
 ゆえに何があっても、一歩も退くな!攻め抜け!
 戦いの勝利の要諦は、強盛な祈りである。さらに、自分自身が吼えながら動くことである。
 そして、「勇気」と「希望」と「執念」をもって、共に勝利へ、勝利へと励まし合いながら、皆を動かしゆくことである。
 これが、戦闘の勝利の方程式である。
 わがヤング壮年部よ!
 わが尊貴なる太陽会よ!
 広宣流布の偉大な黄金柱の全壮年部の同志よ!
 断じて負けるな!
 本門の雄々しき壮年部の勇者たちよ!
 共々に、勝って、勝って、勝ちまくろう!

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