Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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大東京の常勝城・足立  

2005.5.16 随筆 人間世紀の光2(池田大作全集第136巻)

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4  今年は、私が足立の会合に初めて出席してより、ちょうど五十周年と伺った。足立の同志の皆様は、私と共に、本当によく戦ってきてくださった。
 昨年の春、「さすが王者の足立だ!」と、周囲を感嘆させたことがあった。東京で初の″トインビー展″の開催である(「『21世紀への対話』――トインビー・池田大作展」)。
 男女青年部の諸君が献身的に取り組み、会期中、会場である足立文化講堂には、何と内外十万人近い方々が訪れてくださったそうだ。
 思い起こせば、トインビー博士と私の二年越し、のべ四十時間に及んだ対話は、私に対する博士の期待、いや遺言というべき言葉で終わった。
 「ミスター池田! あなたが、世界に対話の旋風を巻き起こしていくことを、私は、強く念願しています」
 以来、私が世界の指導者や文化人と、千六百回を超える対話を重ねてきたことは、ご存じの通りだ。
 勇気と正義の対話を! 開かれた心の対話を! この私の信念の行動を受け継ぎ、足立の同志は、勇敢に「対話の旋風」を巻き起こしてこられた。痛快なるその風に、創価の完勝の旗が翻ることは、絶対に間違いはないであろう。
 トインビー博士は、偉大な仕事を為す指針の一つを、こう書き残しておられた。
 「自分の精神が行動する用意ができたと感じたらすぐに、すばやく行動せよ」(『回想録』1、山口光朔・増田英夫訳、オックスフォード大学出版会)
 いつかではない、今だ! どこかではない、ここだ! 生き生きとして「所願満足」であり、後悔のない素晴らしき人生であるために、仏法はある。その「真実の仏法」「真実の信心」は、戦うことだ。そして、ありとあらゆるものに断固と勝つことだ。
 偉大なる民衆の王者・足立よ! 威風堂々、勝ちまくれ! 足立よ!

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