Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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破邪顕正の王者  

2005.3.22 随筆 人間世紀の光2(池田大作全集第136巻)

前後
7  大聖人は、いかなる敵をも痛烈に論破された。そのお姿は、「利剣をもて・うりをきり大風の草をなびかすが如し」、「ただほうろく焙烙千につち一つなるべし」等と譬えられている。
 学会は、この正義の大闘争を受け継ぐ教団である。近年、わが北海道の青年たちは、小樽問答の戦う魂を継承せんと、各地で「青年主張大会」を繰り広げてきた。その若き正義の師子吼は、理解と共感と賞讃の旋風を巻き起こし、また嫉妬の悪党どもを震え上がらせた。
 大文豪ユゴーは言った。
 「憤りの中に真実を含むほどおごそかな雄弁はない」(『レ・ミゼラブル』2、豊島与志雄訳、岩波文庫)
 君たちよ、断固として悪への怒りをもて! 無敵の折伏の力、不敗の破折の力を五体にみなぎらせて立ち上がることだ。そこに、真実の仏法がある。正義の人間がいる。勝利と幸福の歴史がある。
 共にまた共に、この一生を、いな永遠に、後継の若師子たちよ! 戦い、勝利し、栄光と歴史を残し、晴れ晴れとした「人間王者」の一生を飾ってくれ給え! いな、「永遠の勝利の大王」の生命を築いてくれ給え!
 恩師は叫んだ。
 「わが創価学会は、宗教界の王者なのだ!」
 「宗教界の王者」とは、「人間界の王者」である。
 「人間の王者」は、「仏法流布の王者」であり、「広宣流布の勇者」である。
 その王者の誇りは、正義の王冠を、勝利の輝く栄冠を、頭に、そして胸に抱きゆく地涌と創価の闘士の中にのみ、輝いているのだ。

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