Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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若き正義の英雄・男子部(中)  

2004.12.24 随筆 人間世紀の光2(池田大作全集第136巻)

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3  私は、歴史上、幾多の冤罪に苦しめ抜かれた先人のことを、忘れることができない。
 釈尊も、そして大聖人も、そうであられた。高邁なフランスの哲学者ボルテールや、ドイツの哲学者カントも、マハトマ・ガンジーも、あのアインシュタイン博士も、そして周恩来総理さえも、低劣な女性問題などを捏造された。
 釈尊は厳然と喝破された。――悪意や復讐の心に囚われた野心家は、嘘をついて人をたぶらかし、自らの野望に立ちはだかる正義の人を必ず誹謗中傷する、と。
 デマを言いふらす連中は、それが事実無根の嘘であることは百も承知である。自分たちが嫉妬し、敵視する正義の存在に泥をかぶせ、汚せれば、それでいいのだ。
 大聖人は、末法濁世の実相について――「讒人(讒言を構える者)」「佞人(こびへつらう者)」「和讒の者(陰に回って人を陥れる者)」「曲理の者(道理を曲げる者)」ばかりが充満する時代であると断定されていた(御書一〇九五ページ)。ゆえに、そうした輩から根も葉もない虚偽で圧迫されること自体が、大仏法を正しく実践している証なのである。
 私も、法華経と御書に説かれた通りの「悪口罵詈」「讒言」「讒訴」「不実の濫訴」などの難を、矢面に立って一身に受け切ってきた。そして、すべてを勝ち越えてきたことを、最大の誉れと思っている。
4  最も私が信頼し、未来の一切を託しゆく、わが優秀なる男子部のご健闘と大活躍を祈りたい。素晴らしき歴史的な新年を迎えようではないか!
 一年間、本当にありがとう。ご苦労さま。いつまでも健康で! いつまでも勝利を!

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