Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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如説修行の誉れ
2004.3.16 随筆 人間世紀の光1(池田大作全集第135巻)
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私も幾たびとなく、中傷の毒矢を撃たれた。卑劣な大嘘の罠に、苦しめられた。
第三代会長に就任してからのこの数十年間、毎日が戦争であった。
「闘諍言訟」の悪世末法である。ありとあらゆる嘘やデマを浴びせられ、卑劣な讒訴を受けた。邪悪な不正と対決する法廷闘争も多々あった。
私は究極の勝利のために、戦い抜いた。
その前途には、人生最良の日々があることを、心気高く見つめていた。
憂鬱や絶望などの、愚の骨頂の人生は、生きなかった。
心の底から真実に生き抜いた私には、深き勝利と栄光の確信があった。
安逸な日々など、一日たりともなかった。
至高の喜び、決意の喜びの精神を、生き抜いてきたのだ。
そして、一切の冤罪に学会は勝った。私は断じて勝った。勝ちに勝った。
月刊ペン事件では、邪悪な勢力とつながった編集長が逮捕勾留され、名誉毀損の最高額の罰金刑に処断された。事実無根の悪質極まりないデマであったことが、完全に証明されたのだ。雑誌は跡形もなく廃刊である。
函館の夫婦が起こした狂言訴訟も、事実無根であり、裁判の目的も極めて不当であると認定され、「訴権の濫用」として却下された。日本の裁判史上、百万件に一件ともいわれる判決であった。彼らが多くの金銭トラブルを起こし、裁判で多額の借金の返済を命じられていることも、判決に明らかである。
悪逆な嘘と陰謀は、完全に暴かれ、断罪されている。真実は勝利した。
幾多の讒言の攻撃に遭っても、私は、全部、正義が立証されているのだ。
正義と、わが使命の義務を果たし抜いた私には、全く後悔はない。
力強く勇敢に、そして正義のために純粋に、高潔な同志とともに立ち上がった私には、常に、勝利と栄光に響きわたる天上の歌声があった。
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国際政治の舞台で活躍される何人かの学識者の方々が、声を寄せてくださった。
――日本と中国が、長年にわたり国交を閉ざしていた時、両国の前途を展望しながら、確信あふれる具体的な提言を行い、日中友好を結実させていったのは、名誉会長であった。
――中国とソ連の長き対立のなかにあって、周恩来総理と会い、コスイギン首相と会い、その精神的次元で対話と協調への推進をなさしめたのも、名誉会長である。
――アメリカとキューバの関係が民間機の撃墜や経済制裁などで険悪化し、反目が続くなかにあって、文化と教育の次元で交流を進め、両国の友好に尽力したのも、名誉会長であった。これは、キッシンジャー博士も、よく知るところだ、と。
世界の知性は、私たちの正義の勝利を、心から祝福してくださっている。
五百五十年の伝統を誇る英国のグラスゴー大学で、私への名誉博士を推挙してくださったマンロー評議会議長は、かつて学会に対する理不尽な中傷を知り、こう言われた。
「事実に反する不当な評価に、どうして抗議しないのですか。私は行動します。私が見た事実をもとに!」
アメリカの名門デンバー大学の副学長で、世界法律家協会の名誉会長を務めるナンダ教授も語ってくださった。
「マハトマ・ガンジーも、あれほどの虚偽の噂や、根拠のない非難、中傷が浴びせられました。しかし、今、その人格は一点の曇りもなく輝いております。キング博士も、そして池田先生も、全く同じであると確信しております」
我ら創価の同志の陣列は、いかなる三類の強敵の弾圧にも微動だにしなかった。「正義の王者」の証は、揺るぎなく打ち立てられたのだ。正義の我々を、理不尽に苦しめた連中が、悔悟の声を唸らせながら倒れていることは、まぎれもない現実である。
「
終にほろびざるは候はず
」と断言されている御聖訓の通りである。仏法は、あまりにも厳しい。
「狂信者と無頼漢を圧伏せよ、つまらぬ熱弁、みすぼらしい詭弁、嘘八百の歴史、……数限りない不条理を撲滅せよ。われらは心ある者を心なき者に服従させてはならぬ。そうすれば、次の世代はその理性と自由とをわれらに感謝するであろう」(W・デュラント『哲学物語』豊川昇訳、『世界教養全集』1所収、平凡社)
これは、フランスの大哲学者ボルテールの叫びであった。
私の恩師は、最後の命を振り絞って、師子吼された。
「追撃の手を、断じてゆるめるな!」
私と共に、あらゆる迫害を勝ち越えてきた、わが広布の大英雄たちよ!
これからも、断固と勝ち進め!
それが正義の使命であり、永遠の誉れであるからだ。
富士の山
厳と勝ちゆけ
師弟不二
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