Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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アメリカ創価大学の挑戦  

2004.1.9 随筆 人間世紀の光1(池田大作全集第135巻)

前後
4  君たちのスクラムは、常に「励ましの方向へ」「友情の方向へ」と進んでいる。
 入学当初、英語で行われる授業についていけずに悩む友を励まし、毎晩、テキストを読み合った友がいた。
 寮の世話役を進んで買って出て、勉強時間を割いても、後輩の相談にのる先輩たちがいることも知っている。
 三十以上も生まれたクラブには、「祖国の文化を知ってほしい」「自分ができることを伝えたい」と、互いに教え学び合う、尊くして強き連帯感がある。
 SUAは、多様な文化的背景をもった英才たちが集う、「友愛」と「共生」の世界の未来図といってよい。
 それは、国家・民族・文化等の差異を超え、「人間」という宝で世界を結ぶ、偉大なる指導者を育成しゆく、人類の希望の大学なのだ。
5  わが生涯の夢である、若き知性の英雄たちよ!
 君たちが、世界中で手を取り合い、人類の幸福のため、平和の舵取りをする時は、すぐそこまで到来している。
 君たちよ! 君たちには、真剣に学問に取り組む責任がある。SUAに期待を寄せ、信じている、良識ある無数の人びとのためにも、断じて勝利しゆく使命があるのだ。
 「人間はおのれを教育しなければならぬ」(『エマソン選集』7、小泉一郎訳、日本教文社)とは、アメリカの哲人エマソンの、若き日の叫びであった。
 自身の血潮を滾らせ、徹して学べ! 真剣に学び抜け!
 人類が待ちに待った、民衆が輝く勝利の歴史を、君たちよ、絶対に築き抜いてくれ給え!

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