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日蓮大聖人・池田大作

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偉大なる埼玉の友へ贈る 激戦に輝け 黄金の人生

2003.12.6 随筆 新・人間革命6 (池田大作全集第134巻)

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6  わが創価大学の本部棟からは、洋々たる武蔵野の大地が一望できる。
 特に、海外の賓客を迎える最上階のロビーから見つめる埼玉の天地は、何と光り輝いていることか。狭山丘陵には、銀色に映えて西武ドームが見える。その前身の野球場は、二十一年前、「世界平和文化祭」の舞台となった。
 創価大学のある八王子からほど近い埼玉の地に、待ちに待った研修道場も、遂に誕生する運びとなった。
 私も、この研修道場を訪問して、二十一世紀の大埼玉の人材城の構築に総力を上げていきたいと願っている。
 中国革命の父・孫文は、先輩の指導者たちが仮に年とともに消えたり、動揺したとしても、自分には多くの青年の弟子がいると達観していた。
 「ただ青年たちだけが、決然として一切を克服できる」(『宋慶齢選集』仁木ふみ子訳、ドメス出版)――これが、孫文の期待であった。
 焦点は、青年である。
 私が、この埼玉の「随筆」を書き起こしたのは、十二月二日である。
 それは、一九六四年、沖縄の地で小説『人間革命』の執筆を開始した日である。
 以来、自らに課したペンの闘争を止めたことは、今日まで一日たりともなかった。
 停滞と逡巡は、敗北であるからだ。
 嫉妬に狂った、中傷批判が何だ。
 絶えざる前進と出発の生命にこそ、人間の真実の栄光と勝利が待っているのだ。
 ゆえに私は、今日この日、わが深く信頼する埼玉の同志と共に、新しき黎明を心に抱きながら、強き決心で筆をとった。
 「さあ、反撃だ!」
 南米の解放者シモン・ボリバルは、同志に叫んだ。
 「完勝あるのみ!これぞ、わがモットーなり」と。
 日本一の断固たる拡大をされた、誇り高き埼玉の勇敢なる同志よ!
 堂々と胸を張り、すべてに勝ってくれ給え!
 広布のために!
 同志のために!
 創価のために!

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