Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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輝け創価の理想郷 滋賀の友に

2003.4.21 随筆 新・人間革命6 (池田大作全集第134巻)

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5  滋賀は、先にあげた彦根城をはじめ、城が多いことでも有名である。信長の安土城、秀吉の長浜城、大津城、家康の膳所(ぜぜ)城……かの“天下人”たちも、滋賀に足場を築きな、がら四方を見つめた。
 滋賀に立つと、中部も関西も、北陸また九州までも見渡す視野が広がる。事実、私はそれらの地域の代表とも、ここ滋賀で幾度となく広布の構想を語り合ったものだ。
 そしてまた、私はこの地から、京都、福井、岐阜、名古屋、北陸へと東奔西走し、愛する関西創価学園の娘や息子たちのもとへと、ひた走った。
 近年、滋賀の人口増加率は、全国トップクラスで、今後も続くと見られる。まことに未来性溢れる地域である。大学も飛躍的に増え、学生が急増した。
 牧口先生は『人生地理学』で、湖沼の美景は文人墨客を感化し、大いなる影響を青少年に与えると説いた。そして、琵琶湖に関西地方の学生が夏期に集合していることをあげ、青年を育てる大地としている。滋賀こそ、人材育成の理想的な天地なのである。
 同志も次第に水嵩を増している。創価と広布の理想郷へと、滋賀は大きく羽ばたき始めた。厳冬を越えて春の太陽が輝きゆく彦根、長浜、そして近江王者県は賑やかに前進を始めている。さらに、「心臓部」の誇り高き大津常勝県は一段と強くなった。待望の文化会館完成への歩みと共に、獅子奮迅した甲賀をはじめ、湖南太陽県も日本中が見つめている。
 今の「苦」にこそ、勝利の舞台は準備される。今の「汗」にこそ、未来は約束されている。
 四百二十の完壁なる地区の友よ、共々に幸福と勝利の「滋賀城」「琵琶湖城」と輝きゆけ!

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