Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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栄冠輝け 使命の同志 嵐よ越えよ! 青年の魂に恐れなし

2003.4.11 随筆 新・人間革命5 (池田大作全集第133巻)

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6   君よ立て
    君よ勝てよと
      富士の山
 ともあれ、我らの学会は、永遠に「若き学会」「青年の学会」の決意を魂とすることを忘れては絶対にならない。
 これが不老不死の妙法を抱いている証拠なのだ。若きがゆえに、前途に恐れるものはない。若きがゆえに、いかなる障害も突き破る闘魂がある。
 青年でなければ、人類史に残る大偉業は遂行できない。これは古今東西の歴史が明確に証明している通りだ。
 現在の学会も、この方程式通りに、青年の勇気と活力が原動力となり、エンジンとなり、スクリューとなり、波濤を乗り越えながら、一年ごとに大発展をしている。
 我ら青年の魂には停滞がない。そして逡巡もない。恐れなく、「前進」という二字があるだけだ。怒濤の如く勝利のための攻撃があるのみだ。
 この広布の青年たちが中核となって、今日の栄光の創価の世紀は始まったのだ。
 思えば十二年前、浜松を中心会場として、青年を先頭に全県で、学会の正義を声も限りに歌った合唱友好祭も、美事であった。幾千、幾万の男女の天使と健児の歌声は、おとぎの国まで響き渡った。
 また昨年の夏も静岡の若き友は、四千三百人の闘士が集まり、天にも轟く力強き静岡青年部の総会を開催した。
 その心意気は「勝利は我らの手で!」。我らは勝ちて、富士の如く堂々と――まさしく新世代の登場を告げゆく、嬉しき壮挙であった。
7   ただ一人
    何も恐れず
      富士の山
 本年の七月六日、牧口初代会長が、国家権力の弾圧で伊豆・下田で逮捕された法難から六十周年を迎える。
 その死身弘法の大偉業を後世に留める下田牧口記念会館も、来春のオープンをめざし、建設が始まった。
 大聖人は、駿河国の門下に送られたお手紙で、常に変わらぬ献身の姿を讃えて、こう仰せである。
 「雨ふり・かぜふき・人のせいするにこそ心ざしはあらわれ候へ
 雨が降ろうが、風が吹こうが、誰かに悪口されようが、断固と進もう、戦おう!
 戦う皆様を、あの威風堂々の富士が見守っている!
 いな、大静岡の勇者である皆様の胸には、そして、全国のわが同志の胸には、師子王の不滅の生命が、富士の如くそびえ立っているのだ!
  嵐にも
    断固と勝利の
      君と富士

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