Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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星空との対話 宇宙に学べ 内なる宇宙を開け

2003.1.21 随筆 新・人間革命5 (池田大作全集第133巻)

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6  これまで私は、セレブロフ博士をはじめ、多くの宇宙飛行士、天文学者とも対談してきた。
 史上初の女性宇宙飛行士テレシコワさん。「スカイラプ計画」のカー博士。天文学と仏教を巡り、私と対談集を発刊したウイツクラマシンゲ博士。「定常宇宙論」のホイル博士。ウィルソン山天文台の所長のジャストロウ博士。地球外生命の可能性を探ったセーガン博士……。
 どの方々も最先端の科学者であり、しかも、深い哲学的・宗教的な次元の思索を重ねておられた。
 「宇宙に始まりと終わりはあるのか」「生命とは何か」「人間はどこから来て、どこへ行くのか」「宇宙と人間を貫く法則は何か」等々。
 ”外なる宇宙”を探究したアインシュタイン博士は、心という”内なる宇宙”の無限に思い至り、深遠なる心への畏敬を「宇宙的宗教感情」と表現した。そして、博士は、戦乱の止まぬ地上では、平和の闘土であった。
 大宇宙のロマンは、生命の無上の尊厳性に目を開かせるゆえに、人間を侮蔑し、矮小化する悪と、断固と格闘することを呼びかけてやまない。
 蓮祖は「所詮・万法は己心に収まりて」「日月・衆星も己心にあり」と仰せだ。我即宇宙であり、宇宙即我である。人は決して自分を卑下してはならない。偉大なる宇宙を抱いているからだ!
 宇宙をも包む一念の開花が、わが生命を最高度に輝かせる。これを「人間革命」というのだ!
 さあ、今日も戦い進もう。皓々たる月天子と語り、満天の星を仰ぎながら──。

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