Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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不屈の人間・壮年部 「信心即社会」の闘将に栄光あれ

2002.12.24 随筆 新・人間革命5 (池田大作全集第133巻)

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7  おお君よ! 君は観る。
 永遠にして確実な太陽が昇りゆくが如く、広宣の法が世界に広がりゆくことを。
 永遠を確実に勝利させゆくこの大道の法則は、君の命に巨大に築かれているのだ。
 我らの前途には、不安もない。敗北もない。後退もない。終点もない。
 あるのは、正義と自由と、黄金の民衆の歓声である。
 晦いもなく、怒りもない、永遠の喜びの曲が、聞こえてくるのだ。
 我らは勝ったのだ。いな我らは勝たねばならないのだ。永遠に勝ち進むのだ。
 冷たい笑いを浴びて、大声で悲しみ泣いたあの悪夢の時代とは、永遠に別れたのだ
 春の微風が君を包む。あの不滅の勲章である星が、君をみつめる。
 君の戦い、勝ち抜いた真面目な精神は、強烈な感動の生命となって、永遠に光り輝き生き続けていくのだ。
 君の勝利は、血の栄誉ではない。人間の卑しい葛藤の断末魔の栄誉でもない。傲慢な権力による、虚飾の栄誉でもない。
 正義のために勝ち取った、一切の努力の結晶の上の勝利なのだ。生命の城壁は、永遠に崩れない。
 いかなる褒賞よりも、いかなる勲章よりも、多宝という無量無辺の宝を持ちたる生命ほど、幸福王者はいないのだ
 わが友よ、ロシアの哲学者ベルジャーェフが「人間革命」を志向した、あの一節を忘れないでくれたまえ!
 「精神の真の革命こそ私の本来の関心事である」
 「私の精神は年をとらない。私の精神はいつまでも若い」(『ベルジャーエフ著作集』8、志波一富・重原淳郎訳、白水社)

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