Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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生命光る”華冠”の友(下) 自身を磨け 麗しき同志と進め

2002.11.12 随筆 新・人間革命5 (池田大作全集第133巻)

前後
5  磨き上げた技術は、一生の「身の財」である。一生かけても終着点のない、奥の深い仕事ともいえる。生半可な気持ちで、その戦場で勝つことはできない。
 ある著名な美容師の方は、こう語った。
 「一生、私は、この道をまっとうし、多くの後輩を育てたい。それが、美の価値の広宣流布に通ずると思っているのです」
 満面に笑みを浮かべながら、髪に手をあてておられた。
 牧口先生は”美の価値”について、「ややもすると生活の単調に疲労を感ぜしめる人生に処するに当って心気の転換をなさしめ憂欝を歓喜にする」(『創価教育学体系』上、『牧口常三郎全集』5、所収、第三文明社)と言われた。
 そのためにも、”美のアーチスト”たる華冠の友よ、自分に勝て! 今日を勝て!
 そして自分が縁した友に、一人また一人と、生きる歓びの冠を載せ、希望と友情の花園を広げていただきたい。それは、なんと意義ある生命の運動であろうか!
 フランスの大芸術家ロダンは語った。
 「情熱をもって君たちの使命を愛せよ。これより美しい事はない」(高田博厚・菊池一雄編『ロダンの言葉抄』高村光太郎訳、岩波文庫)

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