Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

若き広布の指導者・創価班 不二の師弟ある限り無限の大前進

2002.9.23 随筆 新・人間革命5 (池田大作全集第133巻)

前後
6  若き丈夫たちが、誇りとして歌い継いできたのが、創価班の歌である。この歌は、私が創価班の友に贈った二つの句をもとに作詞されたものであった。
 その一つの句は、一九七八年(昭和五十三年)の一月、四国研修道場を訪問した折、集い来る同志の整理・誘導に凛然と奔走する、その頼もしき姿を詠んだものと記憶する。
  「あな嬉し 学会厳たり 創価班」
 もう一つは、翌二月、白雪舞う真冬の立川文化会館で、寒風に一人立って、駐車場の片隅に着任していたメンバーに贈った句である。
  「寒風に 一人立ちたり 創価班」
 その年の三月に発表された創価班の歌は、当初、三番までしかなかった。私が三番も作るよう提案すると、関西のメンバーが率先して作詞に取り組んでくれた。
 彼らは、一二番の歌調に、私と関西の友が折伏の金字塔をもって常勝不敗の民衆城を築いてきた、青春の誇りと敢闘を語い上げてくれた。まさに、ここにこそ、「創価を守り抜く」との創価班の清純なる大精神の魂が光っていた。
 戸田先生は断言なされた。
 「折伏に精進するならば、魔の侵すところとはならない。決して天魔鬼神に侵されることのない平和な生活ができる」
 学会厳護とは何か。それは弘教の大波で、広宣流布の新しき舞台を、新しき人材の陣列を、無限に拡大していくことだ!
 仏法に説く現実社会の障魔がいかに競い起ころうとも、真の学会精神に立つ師弟があるり、すべてを変毒為薬して、赫々たる太陽の光に包まれゆく大道が、無限に我らの前にはある。
 私と創価班は、「古の奇しき縁」で結ばれた家族だ。この創価の師弟による、新しい建設の時代が、再び今、開始された。その偉大なる指導者たる創価班に、私は、イギリスの哲学者ラッセルの箴言を贈りたい。
 「偉大な建設的な事業の成功から得られる満足は、人生が与える最大の満足の一つである」(『幸福論』安藤貞雄訳、岩波文庫)

1
6