Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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魁の高知 勇者よ! 使命の航路を突き進め

2000.6.20 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

前後
6  「日本一、世界一の模範の団結の高知を築こう!」
 私は、高知家族の燃える瞳に、新しき世界広布の魁の光を見たのであった。
 日蓮大聖人は、「妙法蓮華経の五字・末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり、わたうども和党共二陣三陣つづきて」と仰せである。
 一九五五年(昭和三十年)の一月、わが師・戸田先生のお供をして高知に飛んだ、四国初訪問から四十五年。
 高知からも愛媛からも清水を集め、大地を潤す、四万十川の滔々たる清流のごとく、若き正義の陣列は、「青年の世紀」へ、限りなく水かさを増し、勢いを強めている。
 御書には、「水の如きの行者と申すは水は昼夜不退に流るるなり少しもやむ事なし」と仰せである。
7  今日も、私は堂々と流れ、そして歩く!
 今日も、私は心を清めながら、厳粛なる自身の仕事を立派にやり抜いて、前へ進む!
 「自分自身」と「後悔のない正義」。その結合の一体の喜びを、私は仲間たちに教えたい。
 いくら権力者たちが高慢そうに叫んでも、いくら私を封じ込めようと批判の鍵をおろしても、いかに廃墟のごとき空虚な非難があっても、いかに暗く、不確実な誹りの声があっても、私は、一つも気にしない。
 私は、私らしく、三世永遠のこの四国の天地に君臨して、滅びることはないからだ。
 断じて最後には、勝ってみせる! その宣言文を毎日、仏天に捧げている。
 私の魂には、いかなる生死も、いかなる恫喝も、いかなる極刑の宣告も、まったく気にならない。魂の動揺は、信仰者の恥であるからだ。
 臆病者は、正義の人を妬み、苦しめる。
 彼は高慢極まる畜生の命であり、私は宝剣を手にした、栄光の優勝の人生なのである。
 一瞬の苦しみ、一瞬の喜び。その一時が分かれ道になって、正義は栄え、悪党は苦しむ。
 「因果の厳しき理法」は、永遠に消え去ることはない。
 その方程式は、あまりにも厳しく、厳正である。
 彼らはやがて、自らの尊厳を破壊し、恥辱の草むらに埋もれていくにちがいない。
 我らの生命は、春風が吹き奏でる軽やかな調べに包まれ、幾世紀の後まで崩れることなき、自他共に遊楽の人生そのままなのだ!
 彼らは嫉妬の奴隷である。
 我らは、天上の王者である!
 彼らは、絶望の人生であり、苦悩の輩である。
 我らは、悠々たる勝利の不滅の魂に輝く長者である!

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