Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

王者の柱・中部 「戦う心」で築いた不敗の堅塁

1999.3.8 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

前後
8  一九五三年(昭和二十八年)、あの師走の寒風の一日、私が名古屋を初訪問してから、今に四十五年余――。
 愛知に、岐阜に、三重に、わが足跡は百回を超えた。昨年(九八年=平成十年)十一月には、絢爛たる「世界青年平和文化祭」が、ナゴヤドームに花開いた。
 中部は、仏法で説く三類の強敵のあらゆる妨害に包囲され、縛られていくような、奮闘の歴史であった。
 その鉄鎖の囲いを、断固として打ち破り、新世紀へと、新しきスクラムを組み、「皆が一番、幸福である」という、福運の太陽に照らされた中部は、厳然と勝利したのだ!
9  今や、厳たる「王者の柱」はそびえ、堅塁中部の勇壮な歌声は、雄々しく、朗らかに、こだまする。
 古き戦場は、新しき華やかな舞踏の乱舞と変わった。
 中部は断じて負けなかった!
 確かな「堅塁中部」の名の通りであった。
 諸天も褒め、諸仏も讃え、大聖人が、「善哉ぜんざい、善哉」と、厳然とお守りくださっていることは間違いない。
 中部は勝った!
 人間の悪徳者、偽善者、嫉妬者、謀者に!
 「真実」と「信義」と「笑い」と「団結の歌」で勝った!

1
8