Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「創価の世紀」の開幕 この一年 太陽の如く富士の如く

1999.1.6 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

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7  また、先生の「雲の井に 月こそ見んと 願いてし アジアの民に 日をぞ送らん」(一九五六年=昭和三十一年)とのお歌も、私の胸奥から離れたことはない。
 その時、私は、この歌を、先生の遺言として生命に刻んだ。そして、「東洋広布」に、「世界広布」に、わが生涯をかけたのである。以来、四十三星霜――。
 一つ、また一つ、金の道をつくり、銀の道を築き、新しき世紀の、堂々たる世界広布の完成への土台をつくり上げた。
 時来りて、多くの世界の著名人たちも、この偉業を讃嘆している。また全世界の同志の苦難は、今や、崩れざる幸福境涯の生命をつくり上げている。
 その「場」こそ、本有寂光土の源泉であると、仏法は説いている。
 ここには、時を超え、空間を超え、広布の讃歌が、こだまし始めてきている。
 そして、平和の虹のうえに、大空高く、祝福の勝鬨が響き始めてきた。
 荒れ狂う怒濤も越えてきた。険難の山河も乗り越えてきた。我らは、あまたの嵐にも勝ちに勝った。
 ついに我らの「勝利」と「栄光」の陣列は、煌々と昇りゆく太陽と共に、また厳然と、愉快に前進するにちがいない。  
  瞳輝く崇高なる使命をもつ  わが同志を思いつつ 合掌

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